けやきの風 令和元年度 6月
欅の風 校長室便り R元- 12
豊中市立第十六中学校 令和元年(2019年)6月18日 山野佳世子
豊中市北条町3-18-1 TEL 06-6334-2841 FAX 06-6334-9763
文部科学省 教育課程研究指定校(道徳)
道徳科 公開授業 全学年全クラス 6月12日
令和元年度より2年間、文部科学省教育課程研究指定校(道徳)を受け、全教職員で「つながる」をテーマに
今年度から教科化となった「道徳科」の授業実践、調査研究に取り組んでいます。
十六中では、従前より「道徳」の授業実践に取り組んでおり、昨年度は「全校道徳」を、3学年縦割りで異学年交流
する授業実践を行いました。体育館で一人の授業者が「背番号10」という教材を範読し、一斉授業を進めました。
3学年合同の班で意見交流を行い、発表の時には一斉に発表したい班がプレートをあげ、発表できない班が悔しがると
いう嬉しい状況も起きました。生徒たちの感想も「楽しかった。またやりたい。」という反響でした。
今年度は、全教員が担当教材を決め、ローテーションで授業を行っています。
初めての「道徳科」公開授業に向けて、全教職員で準備を進めてきました。
教員は授業者・参観者に分け授業を見合い、図書館司書は教材に合う本の選定を行い、チーム16で「道徳科」
の授業実践・調査研究に臨みました。
文科省の飯塚調査官をはじめ、府教育庁、豊中市教育長、市教委、府外・市外・市内の各学校関係者が参観に来られ、
研究協議ではグループワークを行い、各班で討議したことを発表しあい共有しました。
最後に文科省飯塚調査官から「各教科等の特質を生かした道徳教育の充実」という演題でご講演いただきました。
飯塚調査官からたくさんのヒントをいただき、参加者全員がさらに学びを深めたと思います。
まとめに、文科省飯塚調査官から嬉しいお言葉をいただきました。
公開授業の参観時に、生徒7人ぐらいに「道徳は楽しい?」と聞くと、聞かれた生徒全員が「楽しい!」と答えたとの
こと。「なぜ楽しいの?」と聞くと、「考えることが楽しいから。」と答えたそうです。
このコメントを聞いた教職員は手応えを感じ、士気も更に高まりました。
ちなみに、「楽しくない道徳の授業は?」と聞くと、「先生がしゃべりすぎる授業」と答えたそうです。
道徳科だけでなく他の教科も含め、教員の授業改善はまだまだ続きます・・・。