鉱物の本 鉱物標本 図書館 特集

図書館:入り口展示コーナー(写真1)

図書館:岩石標本(写真2) 

図書館:校区図書館案内(写真3)

 気になる図書館 大阪府は、新型コロナウイルスのリバウンド(感染再拡大)への警戒感が強まる中、蔓延防止等重点措置が適用されるかどうか、気になるところです。まだまだ感染拡大防止対策は継続する必要があります(マスクの着用、手洗い、換気など)。さて、3月29日(月)春休みに入り図書館は閉館しました。図書館においても、withコロナの1年間間でした。気になる図書館の年度末の様子と今年1年を振りかえります。図書館

 図書館展示コーナー

  3学期末、図書館入り口の展示コーナー(写真1)に目をとめる生徒たち。「えー、なにこれ、きれいな石!」、「本物の石なん?こんなの見たことない」。さまざまな感想が飛び交っている。というのも展示されているのは本物の岩石標本(写真2)だからだ。1ケースで20個入っている鉱物のセットが3ケースも並べられている。理科の教科書に載っている花崗岩や黒雲母だけじゃなく、アメジストやオパールやガーネットなどの宝石の原石、砂漠のバラやメノウなど形や模様が変わっている岩石など60個の鉱物が展示されている。きらきら金色に輝く岩石、人の手で削ったような薄くペラペラで折れそうな石、砂糖菓子みたいで食べたくなりそうな美味しそうな色の鉱物など、実物が間近にあって、眺めるだけで楽しく興味深い。それぞれの石に興味を持ってもっと詳しく知りたいと思った人・・・・。では、「地球の鉱物コレクション」というバインダー閉じのパンフレットを開いてみよう。岩石の色や形状、硬度や比重などの詳しいデーターと共に産地や特徴など細かいことがわかる。もっと鉱物について知りたい、興味を持った、そんなあなたにピッタリなおすすめの本を一緒に展示していた。

 九中校区の図書館案内できました 司書「西丘小、南丘小、新田小、新田南小の児童たちは九中に進学します。各小学校の6年生に向けて「九中に入学したら・・・図書館に行こう!」という図書館案内パンフレットを作成しました。これは6年生に配付していますが、九中図書館でも見ることができます。そこに各校の学校司書のおすすめ本を載せています。すべての本が九中図書館で読めます。館内の展示コーナーに置いています(写真3)ので、ぜひ手にとってみてくださいね」

 2020年度 気になる図書館とwithコロナ

 6月の分散登校開始と同時に開館を始めた図書館である。手作りの飛沫防止シートを閲覧机に設置して、ソファーや椅子を間引いて空間を確保し、入場制限をしながらの開館だった。来館者にはマスク着用と手洗いは必須で、3学期は手指消毒用のアルコールを設置して利用を促した。感染予防のために、返却本は72時間取り置きしてから配架し、カウンターでの貸出返却は図書委員の当番を充てずに司書の先生が一人で行なっている。閉館の後には毎日閲覧机と閲覧席を消毒してくれている。また、開館当初は、利用者の本探しのためのフロアーワークや会話もできるだけ避けて図書館運営をされていた。学校司書の存在があってこその図書館である。感謝、感謝!新年度も継続したルールとなりそう。学校司書の先生は図書館にかかせない。

 学校司書「1年間の貸出冊数は、コロナの影響で昨年に比較して約3000冊も減少してしまいました。しかし、多くの制約がある中、子どもたちは図書館に来館し、それぞれの楽しみ方で図書館に親しんでくれています。またいつか通常通り開館して、図書館に来館者の波が戻ってくる日を心待ちにしています」

気になる本 その手にとるは 読書の春