登校 通用門 音楽 花   手でリズムをとって!

戻る日常:通用門(写真1)

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新たな日常:歌わない音楽(写真3)

 再開5日目です。隔日登校が始まり日常が”確実”に戻りつつありますが、新型コロナウイルスが収まったわけではありません。学校は再開されましたが、長期間、この新たな感染症と社会で共生していくのを自覚しての学校生活です。さて、昨日の大阪は最高気温が30度を超えて真夏日、今日も真夏日の予想ですが、熱中症にも注意が必要となってきました。

・朝「生徒健康観察カード」を忘れず生徒玄関前で出す。・休み時間等、「ソーシャルディスタンス」を守る3年 音楽の授業

 教育活動の段階的再開5日目

 6月1日(月)から12日(金)までは、学校の本格再開に向けた「スタートアップ期間」として位置づけられた。今日5日は奇数番号の生徒が3回目の登校である。初夏の花が美しく咲くなか、通用門を生徒が通過していった(写真1さて、今朝の健康観察カード持参率はどうだろう。ここ数日持参していない生徒が二桁続きだった。というか、一桁の日は二日目のみであった。忘れる人が多いほど、別室での健康観察、検温が必要となるのを知ってほしい。「毎日の学校生活を、自分を大切に、周りを大切にして過ごしていきましょう。」という目標のために、健康観察カードは忘れてほしくない。

 結果、今日はひさしぶりの一桁です。特に3年生は「0」人でした。来週もこの調子で頑張りましょう。

 豊中市立第九中学校 情景を思い浮かべながら言葉を大切にして手をたたこう 音楽の授業 

 新型コロナウイルス感染予防は音楽授業の仕方を変える。本来なら3年生音楽の授業は教室を飛び出して音楽室へ向かう。だが音楽科は頭を悩ませていた。歌唱は駄目、リコーダーもダメ、その心は、飛沫の防止!音楽の授業でつばをとばさない歌唱や笛は考えられない。どうやって授業をしろというのか。しかも教室で授業をしないといけない。教室で授業をおこなった。新たな日常、歌わない音楽が始まった。

 授業心の歌「花」(写真2):教科書では、”情景を思い浮かべながら言葉を大切にして歌おう#”と書いているが、歌えないから悩んでいるんじゃないか。とにかく、歌唱でメロディを頭にいれてもらいたい。聴くだけでもいいけど、それじゃ面白くない。でも歌えない。でも歌いたい。しかし歌ってほしい。そこで、奥の手を考えた。「リズム打ち(手拍子)」である。声がダメなら手がある。音楽科の歌に合わせて手拍子をするのだ。ピアノと歌は、大型モニターで録音済み動画を流す。さぁピアノと歌に合わせて、手をたたこう。リズム感が必要だ。付点のリズムなんかはメロディが頭に入っていないと手がついていかない。はじめは、たどたどしく手を鳴らしていた。そりゃ仕方がない。でもだんだんとリズム打ちが様になっていく。この曲は2拍子なので2拍子も感じてもらいたい。「花」たんたたん たたたたた~ん♪「よろしおますか?(写真3)」階名唱に合わせて軽快な手拍子が廊下に響き渡っていた。

 教科担当者「新型コロナウイルスの影響で音楽の授業があがったりですわ。しかし歌えないなら歌えないで工夫しなければなりません。今は半分の人数ですが、さらに半分にわけて、2拍子隊をつくり合奏します。慣れたら、一人で合奏してもらいます。足も使います。足で二拍子を取りながら、手でメロディのリズム打つのは難しいですがチャレンジです。音楽科としても試行錯誤しながら新しい授業のしくみを考えていきます。」

何を学ぶのか 手拍子から広がる世界