第九中学校 公開授業研究会(2/6)

豊中市立第九中学校では、豊中市校内研究推進事業「情報活用能力の育成」を受け、

「一人一台タブレットを活用し、主体的に学習に取り組む生徒を育成する」をテーマに、

令和6年(2024年)2月6日(火)に公開授業研究会を実施しました。

 

2年・国語科「漢詩風創作詩をつくろう」(授業者:大島 雅子 先生)

1年・国語科「書写・読みやすく速く書くための行書 点画の変化」(授業者:西浦 香織 先生)

の2つの授業がありました。

ここでは、1年・西浦先生の授業を紹介します。

 

公開授業は、単元の2時間目でした。

この単元で、子どもたちは行書を初めて学習します。

先生のよく通る声が響き渡り、毛筆の準備もスムーズに行われました。

 

はじめに、前時(「大木」の楷書と行書を比較し、点画(終筆の形)が変化しているところはどこかを考え、毛筆で書く)の振り返りからスタートしました。

タブレットで自分の作品を撮影し、点画を変化させた箇所に印を付けたり、自己評価や学びの工夫を入力し、個人の学びの足跡が見える化されていました。

モニターには、自己評価の例を投影し、子どもたちの学びの道筋を確認されていました。

 

 

次に、本時で学ぶ「北西」に入りました。めあて(「点画の変化を意識して、「北西」を行書で書こう。」)を達成するため、文字への気づき・書き方の注意点について、子どもたちに意見を求められました。

<主な内容>

  • 楷書に比べてどこに点画の区別があるか
  • 次の画につなげるように意識する
  • 行書は跳ねることが多いが、北の最後は跳ねない
  • 「北」の4画目が書く方向が逆になる

 

いよいよ実技です。

事前の説明が、生徒に気づきをもとに行われた結果、点画を理解し、めあてを達成している生徒が多く見られました。

実技の間、先生は机間指導など個別に対応されていました。

行書は、流れるようなリズムが大切です。「字が真面目やな~」といった先生の表現が印象的でした。

  

清書を終えた生徒は、撮影・入力に移りました。操作はスムーズで日頃からタブレットを活用されている様子でした。

 

公開授業研究会は、3月8日(金)午前にも予定されています。

後日、各校へ案内がありますので、ぜひご参加ください。