第一中学校 授業実践公開(2023/11/10)

授業のようす

豊中市立第一中学校では、豊中市校内研究推進事業「情報活用能力の育成」を受け、

「ツール・コミュニケーション・メディア ~『つながる』学びの場を目指して~」をテーマに、

令和5年(2023年)11月10日(金)に授業実践公開をしました。

5時間目 1年5組教室 理科

『知識・経験・学び』をつなぐリモート授業 feat.福島県新地町立尚英中学校

オンラインで説明を聞くようす

まずはじめに、福島県新地町立尚英中学校の先生からお話と今回の交流の流れの説明を聞きました。

説明が終わると、交流スタートです。2022年3月16日に起きた地震の経験から学んだ事を尚英中学校の生徒と交流していきます。

オンラインで交流するようす

各グループブレイクアウトルームが始まると、

「発表をはじめてくださーい」「聞こえていますか?」と進んで尚英中学校の生徒に話しかけたり、同じグループ内の友達にも自然と「見える?」「こっちで一緒に座る?」「聞こえる?」と声を掛け合ったりとクラス全体を見回してみても、どの生徒も集中して発表を聞き、発表が終わると教室の至る所から拍手が自然と起こっていました。

各グループ、それぞれのタイミングで発表を始めたり質問をしたりして、自分たちで交流をコーディネートしていました。

熱心に話を聞く生徒 

「それでは今から、豊中市立第一中学校と福島市立尚英中学校で『命を守るための6つの約束』を考えていきましょう!」

「今ホワイトボードを作成したので、それを活用して進めていきましょう!」など、どのグループも決めていないのに自然とイニシアチブをとる生徒が交流の流れをつくります。

はじめは発言していなかった生徒もどんどん発言していく様子がありました。

全体交流のようす

全体交流では、豊中と福島では異なる生の意見に、生徒からは自然と感心の声が上がっていました。

笑顔で手を振り合い、交流は終了。最後は記憶の新しいうちにFormsを活用して振り返りをしました。

 

6時間目

1年全教室 総合的な学習の時間

多文化共生教育(2)違う??一緒!!この国めっちゃおもろいで! 79期生版 ~『みんなで完成!アジアの歩き方』~(発表編)

グループ発表のようす

1年1組から5組までそれぞれの国について事前学習(調べ学習・聞き取り学習)を行なってきています。

発表編の6時間目には、各クラスから1グループがそれぞれのクラスに集まり、クラスに5グループ5カ国が集まってプレゼンテーションを行います。

1人ずつそれぞれが調べたいことを調べてスライドを作成し、グループで一つのプレゼンテーションをパワーポイントを使って作成しました。

自分の調べたいことを主体的に調べていることもあり、どの生徒も堂々と発表する姿が見られました。

ワークシートに記入しているようす

聞き手は、ワークシートに記録をします。最終的には、どの国に行きたくなったか、一番輝いていたプレゼンターを決定するので発表者も聞き手も楽しみながらも真剣に取り組む様子が見られました。

熱心に発表を聞く生徒

友達の発表内容を詳しく見ようと、カメラで発表の様子を拡大して映しながら発表を聞く様子も見られました。

発表後には、すぐにFormsにそれぞれが感じた結果を入力。慣れた様子でFormsにアンケートを入力、一言感想にたくさんのメッセージを残す生徒も多くいました。

 

5限目も6限目も、教師の発言はほとんどなく教師はあくまでもファシリテーターに徹していました。

普段から当たり前にタブレットを使っている様子、そして楽しみながら学習に主体的に取り組む様子が見られた、豊中市立第一中学校1年生の実践でした。