学校だより第20号(6年生が卒業、学校運営協議会、学校教育自己診断)
ともだちとともに ねばり強さと やさしい心で まなびあう 刀根っ子
刀根山小を盛り上げた6年生が卒業します・・・
早いもので、明日3月18日、116名の子どもたちが卒業していきます。保護者の皆様にも「学校だより」「とねしょうかわらばん」「スマスク通信」にて、6年生の様々な主体的な取り組みを紹介させていただきました。この6年生の行動力や集中力、結束力、抜群の集団でした。6年生の発信が、1年生から5年生に大きな影響を与え、例年以上に本校は盛り上がりました。
卒業式の練習の始めるにあたり、私から6年生の子どもたちに次のように話しました。
「卒業式は、学校行事の中でも特別なものです。一人ひとりが6年間を振り返り、一人ひとりに番号が付された貴重な証書をもらうので、昔から「厳粛」な雰囲気で行われています。座り方、立ち方、証書のもらい方、様々窮屈なことが多いけれど、集中して頑張ってください。私からのお願いは、証書を受け取る際、必ず私と目線を合わせてください。自信もって受け取ってください。」
そして、練習の様子を見てみると、本番さながらの緊張感を感じる練習風景でした。そして、私と子どもたちとで行う証書授与の練習では、1回で約束通り全員が私と目線を合わせて証書を受け取ってくれました。素晴らしい集中力でした。リハーサルを3月13日に行いましたが、まさに卒業式本番の雰囲気で、私を含め教職員は目頭を熱くしました。
明日は、いよいよ別れの時です。私をはじめ全教職員は、立派に成長してくれた子どもたちに、精いっぱいのメッセージを贈り、晴れやかに門出を祝ってあげたいと思います。
第3回学校運営協議会報告
2月15日(土)の午前10時から、第3回学校運営協議会を行いました。今回は傍聴に複数の保護者の方が来られました。委員の皆様とともに、全国学力学習状況調査結果(1月の学校だよりでお知らせ)、学校教育自己診断結果速報をお示しして、ご意見をいただきました。下記は、ご意見の一部です。
●6年生の全国学力学習状況調査で「自己肯定感が高い」との結果、学校の取り組みに加え、保護者もそういう風に育てていらっしゃると感じる。いいところを伸ばす教育、これからが楽しみ。
●他府県の国の研究指定を受けている学校を訪問し「主体的に取り組む」ことをテーマに実践されていたが、刀根山小の取り組み(学習、行事含めて)も、引けを取らないと感じた。素晴らしい。
●学校教育自己診断結果で主体的な取り組みがなされ、活気ある学校運営が見て取れる半面、「子どもが学校に行きにくい」との回答が2%ある。ここが気になる。ほっとルーム(クラスに入りづらい児童を受け入れる空間)の取り組みもされているが、一人ひとりの子どもたちが安心して通えるよう、引き続き取り組まれたい。
●学校施設面については、学校教育自己診断結果からも、満足ではない。
●行事の報告やアンケートの結果では、「主体的に取り組む」ことが高いが、宿題や持ち物の準備などで自分の子どもが「主体的に取り組む」ことが少ない。これだけ良い取り組みをして良い結果が出ているのに、宿題に関しては「主体的に取り組む」ことが低い。もったいないと感じる。
頂いたご意見をもとに、次年度も見直すべきところは見直し、継続すべきところは継続して、よりよい教育活動を行っていきたいと考えています。
学校教育自己診断結果について
2月に実施させていただきました、学校教育自己診断のアンケートにご協力いただきまして、ありがとうございました。これは、2年に1度実施しているもので、前回2022年度と同様にコドモンのアンケートツールで実施しました。学校からのアナウンスが少なかったためか、回答者数につきましては、今年度は約300人、前回は450人で、前回よりも150人程減少しております。結果についての比較は母数の差が大きく、一概に言えない部分もありますが、「当てはまる」「どちらかと言えば当てはまる」の肯定評価の増減は以下の通りとなっております。
自由記述においても、多くのご意見を頂戴しました。以下にお示ししておりますのは、改善してほしいというご意見のうち、複数あったものを要約して掲載しております。ご覧ください。
参観について
・学校での普段の活動を実際に見られる機会がもうすこしあってもいいなと思う。
・土曜日に参観日があると参加しやすい。
・参観について、参観週間などを設けて、保護者の見たい授業を参観出来るようにしてはどうか。
・以前あったフリー参観をまた復活させて欲しい。フリー参観は普段の様子が見れてとても良かった。
→ 保護者の方に少しでも子どもたちの学校の様子を見に来ていただく機会は大切であると考えています。ご意見を踏まえ、今後参観の在り方については検討したいと思います。
学校行事の発信について
・翌月の学年だよりが、いつもギリギリか、翌月になってからもらうので、予定が分からない。下旬には、貰いたい。
・行事のお知らせを前日や当日ではなくもう少し早く配信していただけたら助かる。子どもが手紙を持って帰ってないのか配られていないのかソワソワする。
・手紙はなかなか子どもが出さないことがあるので学級通信なども配信などあれば嬉しい。
・学年だよりをもう少し早めに発行してほしい。
・毎月の行事予定表を早くもらえないか? 月の始めではなく、前の月の中旬ぐらいまでには欲しい。
→ 行事の早めのお知らせは努力したいと考えます。学校だよりの行事予定表の備考欄に、翌々月の大きな学年行事の予定は掲載したいと思います。また、電子媒体(コドモン)での情報発信も検討していきます。
学校施設について
・トイレが新しくなって嬉しいとか何かトピックがあれば子供が話してくれるが、実際にどのような設備が用意されているか分からないので学校側から発信頂いてもいいかなと思う。例えば図書館については定期的にお便りを頂くので子供とも話題にしやすく、充実していそうだなと感じられるので、他の設備についても発信頂く機会があれば是非知りたい。
・夏場の体育館行事が暑くて体調的に心配。体育館にエアコンをつけてもらえたら安心。
・校舎、廊下、階段、棚、机等の設備の老朽化が気になる。
→ 老朽化が進んでいることは事実で、その都度できるところから修復は豊中市に依頼しております。体育館の空調につきましては、令和25年度中に工事がなされる予定です。設備の発信も、可能な範囲で取り組んでいきたいと考えています。
そのほか、
「4時間授業が多いが大丈夫なのか」「行事は子どもが主体的に取り組めるような程度の内容が良いと思う。」「全ての子どもにとって”学びやすい”空間づくりをお願いしたい。」「宿題の目的が単なる作業にならないよう、子供の個性や学習進度に合わせて、内容や量を調整していただきたい。」
など、学校の取り組みについても少数ではありましたがご意見をいただきました。授業時数に
関しましては、学習指導要領で示されております各教科の標準授業時数は確保し、未履修にな
らないように調整しております。
次年度も、頂いた様々なご意見をもとに、できるところから改善等取り組んでまいります。ア
ンケートご協力、ありがとうございました。