ともだちとともに ねばり強さと やさしい心で まなびあう刀根っ子 

地域行事も主体的な参加を・・

 先日行われた十三中校区地域教育協議会主催の「よっといでフェスティバル」ステージ発表の部は、コロナ前までは決められた学年が出演するという形式でした。今回からその形式を取りやめ、「主体的な参加」を目指そうということで、本校からは教職員バンドが出演し、その発表に出演したい子どもたちに歌ってもらう形式に変えました。   

初めに参加表明してくれた子どもの数は少なく、どうなるか心配でしたが、子どもたちが友達を誘いあって、自分のきょうだいも引き連れて、最後にはお家の方も一緒になって参加してくれました。教職員の有志と、子ども・保護者の有志でのアットホームなバンドの発表になりました。また、会場に見に来てくださったたくさんの保護者・地域の方々も、手拍子や掛け声をかけてくださり、大盛り上がりでした。主催者の地域教育協議会会長からも「刀根山小の皆さんのおかげで、とてもいいフェスティバルになりました。ありがとうございました」と声をかけてくださいました。

 初めての試みでしたが、「主体的な参加」にしたことで、「うまい・へた」ではない、「楽しい」という雰囲気が全面に出て、とても心地の良い発表になりました。9月に行われている「敬老の集い」も、「お年寄りに歌を歌ってあげたい、はげましてあげたい」という1年生から6年生までの子どもたちが参加しています。

次年度以降も、刀根山小学校流の「主体的な参加」は継続していけたらと思います。

 出演してくれた子どもたち、保護者の皆様、ご協力ありがとうございました。今回は参加できなかったけど、次は出演したいという方も大勢いらっしゃると思います。次回はもっと参加しやすい方法を考えたいと思います。今後とも「主体的な参加」をよろしくお願いします。

バンド演奏のようす

全国学力・学習状況調査の結果

 
【6年生国語】
6年生国語
【6年生算数】
6年生算数

全国学力・学習状況調査は、例年4月に全国小学校6年生全児童対象に実施されているもので、5年生までに学習した国語、算数(年によっては理科も対象)についての学力を問われるものです。上記表は、今年度の本校の6年生が実施した国語と算数の学力調査の平均正答率について大阪府、全国との比較を表しています。学習指導要領に示されている領域ごとの正答率は、2教科とも、大阪府平均・全国平均ともに上回った結果となりました。個別の児童の状況については、各児童に返却されています。

 また、学力調査とは別に、「児童質問紙調査」というアンケート形式の調査も同時に実施され、子どもたちが自身の家庭学習や学校での学習、学校生活等様々な質問約60問に対して「当てはまる、どちらかと言えば当てはまる、どちらかと言えば当てはまらない、当てはまらない、その他」の5択で答える(質問内容によって回答表現は異なる場合もあります)ものです。その中で、特に本校が力を入れている「子どもたちの主体性」の部分を問われる質問について注目したときに、「肯定的回答(当てはまる、どちらかと言えば当てはまる)」の平均値が大阪府、全国平均と比べて高い値を示しました。

●自分の考えを発表する際に、うまく伝えるよう、資料や文章、話の組み立てを工夫している。

 本校82.4%  大阪府平均67.8%  全国平均67.5%

●学習中、詳しく知りたいことがあると、自分で学び方を考えて工夫して学んでいる。

 本校85%   大阪府平均79%  全国平均80%

●学んだことをもとに、自分の考えをまとめることができる。

 本校84.3%   大阪府平均78.4%   全国平均79.6%

●学級の中で、互いの意見の良さを生かして、解決方法を決めることができる。

 本校88.9%   大阪府平均84.5%   全国平均84.2%

 

また、「自分には、いいところがあると思うか」という質問に対して、「当てはまる」と回答した児童の平均値が 本校68.5%、大阪府平均49.2%、全国平均43.4%と、大きく大阪府、全校平均を上回りました。学校としてはとてもうれしい結果です。

しかし、大切なのは、3割近い児童はこの質問に肯定的には答えていないという現実です。

一人ひとりの子どもたちが自己肯定感を高く持てるよう、日ごろから学校と家庭が連携し、子どもたちが自信をもって、安心して生活できる環境作りに尽力していきたいと考えています。

今後とも、保護者の皆様のご協力よろしくお願いします。

 

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