今日は8月22日金曜日。いよいよ夏休みも終わり、来週から2学期である。

1学期の終業式はさすがに暑すぎるので、リモートで行った。

前任校での4年間は、コロナの影響で収束後も大規模校ゆえずっとリモートだったので私自身は違和感がなかった。

 

しかし本校では、一部の生徒にはかなり不評だったようだ。一部の生徒、それは部活動などで表彰をされる生徒だ。

夏休み中に試合の応援に行っていた時にも何人もの生徒から「始業式もリモート?」という質問を受けた。1学期末の予定では始業式もリモートと決めていたから「そうだよ」と返すと、かなり不評だった。

「へぇ~、みんなの前で表彰されるのがうれしいんだ、そんなものかな」とも思いながら、恥ずかしいより誇らしさが勝つ生徒の素直なありようを頼もしく思う。

 

良いことや頑張ったことは褒める、ダメな事は叱る。シンプルはわかりやすい。

現代は褒めるも叱るも、複雑で地雷を避けながらなので、真意が伝わりにくいことが多すぎる。学校に限らず、時には注意したら知らない間に焦点がずれていてなぜか謝罪していたりなんてことが巷に溢れている。

 

厄介ごとは持ち込みたくないのは誰しも同じなので、避けて避けてちっこく丸まって弾に当たらないようにと窮屈であり、「やりました」って形だけのアリバイ作りのような言動の横行には辟易していて誠にスッキリしない。

こんなことを繰り返していたら、「そりゃダメになっていくわな」と悲観的になったりもする。

 

さて、豊中市では避難所になることも想定して昨年度から小中学校の体育館の空調を整備している。

近隣の自治体より少し遅れてのことだが、後発の強みで、避難所を想定してのことなので停電になっても稼働する優れものなのだそうだ。やるぞ、豊中市。

 

本校では、夏休み中に工事が終わり、今週初めに点検が済んだ。本日使い方の説明を受けて週明けに試運転の許可が下りた。

めでたく始業式は試運転真っ最中の涼しい体育館で行うことに変更した。

これでZOOM無料版の45分の制限時間を気にせずに、落ち着いて話ができるし、表彰もできる。

とはいっても、校長の冗長な話ほど意味のないものはない。短くて刺さる話が週末に見つかるだろうか。それでなくても大勢の人前で話すのは苦手だ。