とねしょうかわらばん(夏休み号) 地域行事&夏休み中の学校では・・

元気な刀根っ子、そして保護者の皆様、地域の皆様、いかがお過ごしでしょうか。

夏休みになって早くも1週間が過ぎました。暑い日が続きますが、熱中症等には十分注意され、すこやかに夏を乗り切られますことを心よりお祈りいたします。

さて、夏休みに入っての学校の様子についてお知らせします。

【ラジオ体操始まりました】

今年も、健全育成会、PTA、地域自治協議会の皆様のご尽力により、本校の運動場でラジオ体操が行われています。6時30分からの10分ほどの短時間です。ご近所の皆さんと声を掛け合い是非ご参加ください。校長も教頭も可能な範囲で参加させていただいています。朝一番にラジオ体操をすると、その日一日がとても快適に過ごせますよ。さあ、皆さんでラジオ体操の力で健康に夏を乗り切りましょう!

ラジオ体操のようす

【きもの教室~ゆかたを着よう~】

刀根山校区福祉委員会主催、文化庁伝統文化親子教室事業である「きもの教室~ゆかたを着よう~」が、7月21日、22日、24日、25日、27日の5日間講習で実施されました。この事業は今年で3年目を迎えます。日本の伝統文化である「きもの」について、参加した子どもたちは実際に着たり畳んだり、きものを着て正座をしての挨拶や、昔の子どもの遊びなど、様々な伝統文化に触れ親しんでいました。「静寂」な雰囲気は心を落ち着かすことができ、ストレスの多い現代人にとって「静寂」はとても大切です。私事ですが、幼き頃から社会人まで続けております「剣道」も、竹刀を交えて打ち合うだけではなく、正座をし、瞑目して心を落ち着ける「黙想」という行があります。激しい打ち合いをした後の「黙想」はとても心が落ち着き、何とも言えない充足感が味わえます。

さて、今年は色々な地域で夏祭りや花火大会が催されます。浴衣に身を包んで、夏ならではの行事に参加されるのもいいかと思います。

きもの教室のようす

【夏休みは、大いに研修・・】

さて、7月21日から夏休みに入った学校では、教職員は2学期に向けての教材の準備や、普段はじっくり時間が取れない研修を行いました。内容は多岐にわたりますがいくつかご紹介します。

●7月21日に、教科研究の中心においている「体育科」について、奈良教育大学から中井隆司先生をお招きし、教職員が子ども役になり、中井先生が授業者で模擬授業をしていただきました。テーマは「ベースボール型ゲームの授業づくり~良い攻め方と良い守り方を見つけよう~」で、ICT機能を取り入れて子どもがしっかり学べる授業をしていただきました。教職員は実際に子どもになり切って授業を受けることで「わかりやすい発問」「ICTでの学習の便利さ」などを実感するとともに、授業者である中井先生へ様々な質問を投げかけることにより、「目の前の子どもたちの状況に合わせた授業づくりの大切さ」を学びました。

●7月24日に、大阪教育大学附属池田小学校の眞田校長先生をお招きし、防犯訓練を実施しました。昨年度の夏にも校長先生をお招きして学校安全について研修をし、今年度は実際に教職員全体での訓練を行うことで助言をいただきました。訓練の設定は休み時間に不審者が侵入するというもので、犯人に対応する係、子どもの安全管理の係、警察への連絡係等、教職員で役割分担を決めて実施しましたが、思うように不審者への対応ができず、訓練後の反省会では多くの課題が出され、防犯対策について見直し・精査がなされました。眞田校長先生からは、「訓練の時にどれだけ本気で声を出し合い、どれだけ必死で子どもを守る訓練ができるかが大切」とご助言いただきました。

●7月26日の午前中には、豊中市人権教育推進委員協議会の事務局長の西田益久先生にお越しいただき、日本特有の部落差別問題について、歴史的な視点で様々なお話を聞かせていただきました。部落差別問題は解消されることなく、特に現代はSNS上で誹謗中傷が繰り返されています。人が人を差別することはあってはならないことです。私たち社会人が正しく歴史を知り、正しく次の世代に伝えていくことが大切です。

●7月26日の午後からは、大阪大学大学院の山本知加先生をお招きし、「子ども理解」について研修を行いました。「友だちとうまく付き合えない」「どうして友達がきつく注意してくるのかわからない」「どうして先生は自分を叱るのかわからない」など、人間関係の課題で心を悩ませる子どもたちは少なくありません。その悩みを見抜いて解消していくために、教職員はどのようなアプローチをしていくべきかを、講義を聞いたり話し合いをしたりしながら学びました。

●7月27日には、ICTを使った授業づくりや、そもそも「なぜ今ICTを使った取組みが必要なのか」という内容について研修を行いました。大阪教育大学教職大学院の森田英嗣先生をお招きし、今ICTを使った授業作りが求められているのは、日本の長期にわたる経済低迷からの脱却するための復興計画の一つとして情報化と教育界への働きかけが根本にあるというお話を聞きしました。大切なことは「これまでの授業にICTを活用することで「学びの深まり」が実現できる」ことに注目して、教職員が目の前の子どもたちを見つめて楽しく授業改善していくことが大切であることを学びました。

校内研修のようす1校内研修のようす2

校内研修のようす3