みんなで見守った羽化の瞬間

6月24日(木)

 3年になると、昆虫の成長について、体の変化を調べるという学習があります。実際に卵から幼虫に、さなぎとなり羽化し成虫に育つ過程を学んでいきます。

 昔は、畑にいけばモンシロチョウがヒラヒラと飛んでいる光景を目にすることが多く、そのモンシロチョウが飛んでいるあたりをみると、葉っぱに小さな卵や、幼虫、さなぎが見つかったものですが。

 今は、卵など見つけることがなかなか難しい環境になっており、昨年から、教材として育てている方に卵を産み付けたキャベツを鉢ごと貸していただいています。

3年生の学級通信から飼育、観察の様子を紹介します。

 モンシロチョウになりきって・・・

 先週の宿題に、「モンシロチョウなりきり日記」を出しました。みんなで空に放ったモンシロチョウ、まだサナギとして虫かごの中にいるモンシロチョウ、どの子でもいいから、教室にいた子になりきって書いてみよう!と伝えました。(なりきるのがどうしても難しい子には、モンシロチョウの成長を見てきた自分の気持ちでもいいよ!と伝えました。)読んでいてとても微笑ましかったので、おうちの方たちにもぜひ紹介させてください。

モンシロチョウの気持ち

・ある日ぼくは虫かごの中に入りました。なかまができました。そしてある教室に入りました。そして朝ぼくたちを見に子どもたちが来ました。いっぱいいっぱいぼくたちのためにお手入れをしてくれました。「さなぎになれたのは子どもたちのおかげです。」と言ってあげたいです。
・そしてチョウになれました。なかまとわかれ空へととびたちました。子どもたちに見おくられ、ひさしぶりの外のにおいをかぎながら子どもたちにおれいをしてとびたつ時はさびしかったです。

  ついに最後のモンシロチョウもさなぎから羽化しました。なんと、4ひき目は、理科の授業中、みんなが教室にいるときに羽化が始まりました。みんなにみえるようにその様子を教室のテレビに映し、さなぎから出てくる瞬間を31品と理科の先生と担任の先生で見守りました。さなぎからチョウの姿が出てきたときには、子どもたちから「すごーい!」「9時2分、おめでとうございます!」など、よろこびの声があがっていました。

 

ちょうどサナギから出てくるところです。

このあと1日経っても、どういうわけか羽根が広がらないままでした。次の日に、アジサイの花の所に放してあげました。

アジサイとみんなが育てたモンシロチョウ。

*中央にうっすらと見えています。

3匹目が羽化したので、前回と同じようにみんなで囲み、言いたい子はお別れの言葉を伝えてからフタを開けました。

NZ交流 コロナそれぞれの国の状況は その1

6月23日(水)

 6年生、国際交流委員会の子どもたちが、アンバリ―Sの子どもたちに新田小のコロナ対策について紹介しました。

 アンバリ―Sの子どもたちの感想と質問は、後日、E-mailで届きます。

「新田小では、次のような感染防止対策をしています。

紹介します。」

「質問や感想は、メールで送ってください。」

日本ではまだまだコロナウイルスの脅威はなくなっていません。

 
感染者数も増えては減り、減っては増えるを繰り返しています。
私たちも、何時感染してもおかしくない状況のなかで生活しています。だから、感染しないように、感染防止対策を徹底してします。 今日は、新田小学校の感染防止対策を紹介します。
 
毎朝、検温、チェックシートに記録しています。先生たちも学校に着いて体温をチェックし、記録用紙に記録しています。 学校内のいろいろな場所に消毒剤が置かれています。教室の前にも置かれています。
こまめに手洗いと消毒を行います。 先生たちは、子どもが帰った後、一人一人の机の消毒をしています。
また、階段の手すりなども消毒しています。 換気の徹底をはかるため、教室や廊下は、常に開けた状態にしています。
給食を食べる時、体育の時等、以外は、感染防止のためマスクを着用しています。マスクは、鼻や口、顎まで多い、隙間の内容につけます。 給食を食べる時はマスクを外すので黙食といって、前を向き黙って食事をします。食べている時は誰もしゃべりません。
人と向き合って座るときは、飛沫感染防止のためアクリル板を設置しています。
  コロナ脅威がない社会が、一日でもはやく戻ってきてほしいです。
 

少しの工夫

6月16日(水)

  毎日の給食で出る牛乳ラベルのゴミ。かさばるゴミでもあります。

  3年生の一つのクラスでは、直ぐにごみ袋がいっぱいになるため、何か良い方法はないかとクラスで考えた結果、ラベルを小さく折りたたむことによって、ゴミのかさを減らする方法を考えつきました。

 

続・牛乳ラベル

一つ前で紹介した、牛乳ラベルを小さくしてほしいというポスターと声掛けのおかげで・・・。

なんと!!!

全員が小包にすることができました!ゴミ箱の中を見て、ものすごくよろこんでいました。

 

― 学級通信「元気いっぱいみんなの生活」より ―

 

積み重ねられる歴史のなかで

6月10日(木)

 本日は、全校朝会の日。朝、NINETV放送局から全校児童へ「創立記念日」と学校の移り変わりについてお話をしました。今年、本校は148年を迎えています。この地に移り約半世紀が過ぎようとしています。

 この間の学校の歴史について子どもたちと共有しました。

6月5日は、新田小学校の誕生日です。
 

今年は土曜日でした。

今日は、みんなで新田小学校の歴史を振り返ってみましょう。
 
新田小学校は、148年前の明治6年、上新田にある眞覚寺境内に寺子屋を開設したことに始まります。
寺子屋があった眞覚寺から場所を移しました。
今から137年前の明治14年(1882年)の7月でした。
場所は、眞覚寺から天神社へ行く道の左手。今駐車場になっているところです。
 
そして次に校舎が移ったのは、今から124年前、明治30年(1897年)のこと。場所は、しんでんこども園のとなりです。
地域の方々の多くは、この旧新田小学校を卒業されていますので、思い出も多く、今でもとても大切にされています。
現在、大阪府の文化財に指定されています。

赤色の点線で囲まれている校舎が文化財となっている
黄色の点線で囲まれている場所が、現在のしんでんこども園のある場所です。

昭和48年(1973年)、今から48年前に100周年を迎えると同時に、現在の場所に移りました。

では、今、皆さんがいる校舎ができる前の様子を見ましょう。
左の写真は、竹や桃の畑が広がっています。
校歌のなかに「竹桃の丘」という歌詞がでてきますね。
この竹、桃畑が広がる丘を開拓し新田小学校建設の工事が始まったのは、昭和45年(1970年)頃のことです。
 
そして昭和48年(1973年)4月に完成しました。
当時は、とてもオシャレな校舎だったようです。
昭和48年(1973年)に現在の場所に移った新田小学校は、寺子屋時代から数え、4度、場所を変えたことになります。
ここで、皆さんに質問です。なぜ、新田小学校は、4度も場所をかえたのでしょうか?
是非、調べてみてください。わかったら教えてくださいね。
 
皆さん、この場所が何処かわかりますか?
学校の南門の横の坂を下った道路から見える景色です。
右の写真は、山笠が見えています。このことから秋祭りが行われていることが分かります。

写真に「太陽の塔」が見えています。皆さんもよく知っていますね。1970年には大阪で万国博覧会が開催されました。51年前のことです。

この時、新田小学校の子どもたちは、月の子ども会としてラジオ体操祭に出場しています。

4年後の令和7年には2025大阪・関西万博(仮称)が予定されています。今からとても楽しみですね。
今日は、私たちの新田小学校が誕生して今日に至るまでの歴史をふりかえりました。
さかのぼること、395年前 江戸時代に始まった上新田の歴史のなかで、たくさんの方がこの新田小学校を卒業していきました。
皆さんの学校であると同時に多くの卒業生にとっても大切な母校なんですね。
だからこそ、皆さんは、新田小学校の伝統を大切に、この先、新田小学校に入学し巣立っていく後輩に新田小の素晴らしさをつないでいってほしいと願っています。
SDGs17番目の目標パートナーシップで、誇りと 伝統を大切に 未来へつないでいきましょう。
これでお話を終わります。
朝会時の様子
交流再開

 6月8日(火)にはNZアンバリ―スクールの子どもたちと、そして10日(木)はオーストラリア、マクラーレンベールスクールの子どもたちと交流を再開しました。

 NZのアンバリ―スクールからは、地球温暖化による影響で大雨洪水による被害について報告があり、共有しました。一方オーストラリアのマクラーレンベールSは、日本のレストラン文化に触れ、日本語で注文している寸劇を披露してくれました。新田小の子どもたちは、新年度初めて出会う海外の友だちに英語で自己紹介と好きなこと等を伝えました。締めくくりはお互い拍手で終わりました。

SDGsと教科学習

6月9日(水)

 5年生の授業では、総合的な学習の時間に、SDGsについて、もう一度、どのような目標があるのか、皆で確認することからスタートしました。
 その様子を5年学級通信から抜粋し紹介します。

 「SDGsってなんだろう?」という動画をみながら、皆で確認しました。5年生の社会科の教科書の目次をSDGsの視点から見てみると、たくさんの単元が17個の項目に当てはまっていて、みんなびっくりしていました。(どんどん手を挙げて発表してくれて嬉しかったです)。その後、個人個人気になる目標について調べ、ポスター新聞を作りました。
 自分が気になることを、SDGsの視点で見て調べている子もいました。例えば、給食の残食が気になる・・・12番 つくる責任つかう責任など!どうやったら、分かりやすく伝わるのか。どうやったら、みんなが読んでくれるものになるのか。レイアウトや書き方に工夫を凝らしながら完成することができました。
 一学期は、このあと「環境」についてより深く学んでいく予定です。

5つのP
を5つに分類

17の持続可能な開発目標を掲げ、「誰一人取り残さない」No one will be left behindをめざし、人間、地球、豊かさ、平和をめざし、国際社会のパートナーシップで目標達成をめざしています。

 

 6月7日(月)5年学級通信より

 新田版学びの4本柱の中心である『なすことを学ぶ(自ら考え企画し行動する)』ために、今、ESDメガネをとおして、SDGs17の目標について改めて考えています。
 最近、テレビや電車、街中ではすっかりお馴染みとなったSDGsのロゴマーク。
 ところでSDGs17の目標を達成するための5つのPはご存知でしょうか?
 子どもたちにも同じ質問をしてみましたが、意外と知らなかたので学習しました。

 まず、タブレットを活用して調べ、子どもたちに意見を出してもらいました。

 要約すると以下のような内容となります。
 私たち大人も知っておくべきことなので、少しお付き合いください。

5つのP

People(人間)①②③④⑤⑥
誰もが平等の下、大切にされ、そして健康に過ごせ、持てる能力を発揮することができる世界の実現。

Prosperity(繁栄)⑦⑧⑨⑩⑪

世界中の人々が格差なく、豊かさと安全・安心を感じて暮らせるとともに、豊かな自然環境を失うことなく、経済的な発展や技術進歩が続く世界の実現

Planet(地球)⑫⑬⑭⑮
大量生産・大量消費の社会をやめ、将来も自然から資源や食料などの恵みを受けられる世界をめざしていく。

Peace(平和)⑯
貧困や飢え、人権侵害、環境破壊などを引き起こし、あらゆるゴールの達成を阻む紛争を無くし、平和で構成な世界を実現することをめざしていく。

 

 

 

 

 

 つながり知恵をだしあいながら

6月4日(金)5年生学級通信より

 先週の体育館体育の時です。いつもは体育の初めにに私(担任)が、ラジオ体操の音楽をかけて準備体操をやっていますが、この日は、体育係さん中心に自分たちで声をかけあい、整列して、挨拶、準備体操をしっかりやっていました。指示を出される前にこのように行動できていたのは素晴らしいです。

 5年生だったら当たり前だと思われることかもしれませんが、自分たちの力で、どうすべきか考えて、一部の人だけではなくて、みんなで行動に移せたことが素晴らしいです。

 また、同日のことです。みんな遊びで「名前おにご」というソーシャルディスタンスを保ちつつできる鬼ごっこをやったのですが、まだみんな慣れないルールでの遊びということもあり、これはいいのかといったような困った行動があったようです。子どもたちから、いくつか意見が出てきたので、少し時間をとって、教師で意見を集約して話し合おうとしたところ、遊び係の一人がパッと挙手して、「先生、ぼく司会していいですか?」と言ってくれました。もちろんです。その後、私と役割を交代して、遊び係の全員が前に出て、司会・黒板書記に分かれ、みんなの意見を集約しながら、話を進めてくれました。他の子どもたちも、いろいろな意見を出し合いながら、次回以降どうするかまとまりました。

4年学級通信 U・T・A?!より

6月2日(水)『かっちょいい!』 

 先週の月曜日の朝刊に心が動く記事が二つありました。
 一つは、前日に行われたラグビートップリーグの決勝戦を終えて現役引退をしたパナソニックの福岡堅樹選手の記事。
 福岡選手はラグビーに関心がある人なら誰もが知っているプレイヤーで、二年前のワールドカップでも大活躍し、日本初のベスト8入りに貢献しました。
 福岡選手は二十八歳。サントリー相手の決勝戦でもフル出場し、前半にワントライを決めました。十分、現役で、日本代表でもやっていけるぐらいの力を今も持っています。
 何故、引退するのか。彼はこれから医者になろうとしているのです。
 ワールドカップを最後に日本代表から退き、七人制ラグビーで二〇二〇年東京オリンピックに出場語に引退し、医師を目指すと公言していました。
 しかし、新型コロナウイルスのために、オリンピックが一年延期されたために五輪出場を断念。今春から医学部に入学し二足のわらじを履きながら、「負けた時点で引退。」と決めたトーナメントで五試合連続トライを決め、高校、大学、社会人通じて自身初の日本一で終えました。かっこよすぎます。
 

 もう一つは、がんの治療や脱毛症で悩んでいる人たち向けのウイッグ(かつら)を作るための「ヘアドネーション(髪の寄付)」をした大分県の小学六年生、大呂遼平くんの記事。
 四年生の時から二年間、約四十㎝も髪を伸ばし続けました。伸ばし始めたきっかけは小学生新聞でヘアドネーションの記事を読んだからとのことですが、「女の子みたい。」とバカにされ、周りの人と違うとどんな目で見られるかを身を持って体験したそうです。でも、掲載された髪を切る時の彼の笑顔はとてもかっこいい。
 二人に共通するのは常識を覆していること。揺るがない自分の芯を持っているということ。
 世界に通用するラグビー選手が、そのピークで引退し別の全く違う道に進む。僕なんかもったいないって思ってしまう。小学六年生男子がヘアドネーションのために二年間も髪を伸ばし続ける。「えっ、男子が?」なんて偏見を僕も確かに持っている。
 固定観念にとらわれず、「フツーは、」を軽々と超えていく
、そんな人になりたいな。

 

緑の羽根募金

6月1日(火)お昼のTV放送で飼育栽培委員会から緑の羽根募金のアナウンス

緑の羽根募金への

ご協力

おねがいします。

 

 

委員:飼育栽培委員会からのお知らせです。

   明日水曜日から木曜日・金曜日と3日間、緑の羽根募金を行います。

委員:朝、8時から北・南下足前に募金箱を用意していますので、ご協力をお願いします。緑の羽根募金のお金は、何に使われているかというと、一つに、地球上の森林の面積が減少しているので森林整備の一環として「植樹」を行っています。

委員:森林は、地球温暖化の原因である二酸化炭素の吸収や人間が生きていくうえで必要な酸素の排出等、私たち人間がいきていくうえで、とても重要な役割を果たしてくれています。また、二酸化炭素を吸収した際、炭素を内部に蓄えることから、温室効果ガスの吸収源としても重要な機能をもっていて、地球温暖化の抑制に役立つといわれています。

委員:しかし、今、世界ではそんな森林がどんどん減っていっています。これは、私たち人間だけではなく、地球上の生物すべてにとって、とても大きな問題です。森林の減少は、二酸化炭素の増加や、近年問題になっている黄砂の発生を引き起こす原因になっています。また、森林が失われ、荒れた土地が増加すると乾燥地帯での砂漠化や土砂災害等による水質汚染などが起こり、生態系が大きく崩れてしまうことになります。

委員:募金されたお金は、学校の花などを増やす費用としても使われます。少しでも多くの緑を増やすために、皆さんのご協力をよろしくお願いします。これで、飼育栽培委員会からのお知らせを終わります。

 

 

Ppartnership(パートナーシップ)⑰
世界で起きている様々な問題を、あらゆる日の参加と協力によって解決していくことをめざしていく。

 

 

・ぼくは3年3組で生まれました。今虫かごが開けられたのでとんでいます。とんでよかったと思っています。なぜなら風が気持ちよかったし、きれいな海を見れてうれしかったからです。おなかがすいた時、花のみつをのみます。まだ知らないところがあるからとんでいきたいです。

・3年3組のみんなありがとうございます。よう虫のとき、キャベツやふんとりペーパーをかえてくれてありがとう。さなぎのときはまだせい虫にならないかなとずっと見ていてくれてありがとう。せい虫になったら、かわいいチョウが生まれるかなとか楽しみにしてくれてありがとう。せい虫になった時も、きれいだな~にがしたくないな~といろいろな声が聞こえたよ。育ててくれてありがとう。いろいろかんさつしてくれてありがとう。3年3組さん大すきだよ。本当にありがとう。

 みんなで見守った羽化の瞬間