全校朝会(9月2日)校長のお話
(要約)
皆さん、おはようございます。2学期がスタートして1週間が過ぎました。始業式では、「2学期の学習や行事の中で、自分なりの目標をもって、その目標に向かって挑戦してほしい。」というお話をしました。皆さんはこの1週間、どのように過ごしましたか。振り返ってみてください。皆さんには、この2学期、充実した毎日を送り、大きく成長して欲しいと願っています。そこで、学校生活が皆さん一人ひとりにとって、楽しく、過ごしやすいものになるために、大切にして欲しいことについてお話します。
皆さんは、「思いやり」という言葉を知っていると思います。「思い」とは、「気持ち」ということです。「やり」とは、そちらに「向ける」ということです。つまり、「思いやり」というのは、自分の気持ちを相手に向けるという意味になります。でも、自分の気持ちを相手に向けて、相手の思いを感じたり想像したりするだけで良いという訳ではありません。なぜなら、「思いやり」は、声をかけたり、励ましたり、優しくしたりするなど、行動することが大切だからです。また、時には、そっとしておいたり、注意したりすることもあるでしょう。このように、「思いやり」とは、相手の立場になって、自分がどうすることが一番良いのかをよく考えて、相手が嬉しいことや助かることをすることです。
学校は、たくさんの仲間と過ごし、人との関りを学ぶ場でもあります。人は人との関りの中で成長します。自分だけ良ければいい、そのためなら何をしてもいい。何を言ってもいい。そんなことをしていたら、うまくいきませんし、自分自身も成長しません。人の気持ちや思いを考えてみること、そして、相手が嬉しいこと助かることをしてみること。お互いがこの「思いやり」の心を持つと、友だちも自分も気持ちよく、楽しく、充実した学校生活を送ることができると思います。そして、一人ひとりがさらに大きく成長するためにも、「思いやり」の心を大切にしてほしいと思います。
皆さんの頑張りを期待しています。