(要約)

 入学式・始業式から約1ヶ月と少し経ちました。皆さんの授業の様子を見ていると、あたらしい学年、あたらしい学級で、あたらしい友だちと、落ち着いて学習している人がたくさんいて、とてもうれしく思っています。そして、さらに毎日の学校生活を楽しいものにしてほしいと願っています。そのためにも、今日は、「きまりやルール」についてのお話をします。

 さて、スポーツにはいろいろあります。お気に入りのスポーツがある人も居ると思います。野球、サッカー、水泳、バスケットボール、バレーボールなど、本当にたくさんあります。でも、共通することがあります。それは、どのスポーツにもルールがあるということです。たとえば、サッカーではゴールキーパー以外の人は、手でボールを止めてはいけません。野球では、バッターは打って走るときは3塁側に走ってはいけません。バスケットボールでは、ボールを持って走ってはいけません。このルールに不満を言っていては競技として成り立ちません。このようなルールがあるからこそ面白くて楽しいとも言えます。選手の人は、そのルールの中でいろいろと工夫して、どうすれば勝てるのか、知恵を出し合い、上手になるために練習を積み重ねていく訳です。

 このことは、スポーツだけでなく、学校でも同じだと思います。学校や学年、学級にもルールがあります。そして、それぞれのルールの中で、よりよく生活したり、楽しく学習したりできるようにしているのです。もし、きまりやルールが無かったらどうなるでしょうか。また、きまりやルールがあっても守らない人がたくさんいたらどうなるでしょう。皆さんの学校生活は、安全でなくなり安心して過ごせなくなってしまいます。楽しさもなくなるでしょう。

このことを理解して、自分勝手な行動を我慢したり、きまりやルールを守ったりすることは、周りの人のことを考えることにもなりますし、自分を成長させることにもつながります。学校は一人だけのものではなく、みんなのものです。みんなで楽しくしていくことが大切です。ルールを守り、協力して楽しい学校や学年、学級にしていきましょう。