1学期終業式
今日は1学期終業式。放送室からオンライン形式で行いました。
校長の話に続いて生徒会が各学年と執行部の1学期のまとめを行いました。最後に生徒指導主事の先生から夏休みの過ごし方について話がありました。
校長からは以下の話をしました。(要約)
「この1学期、地域にある学校として、全校朝礼の時にあいさつ運動に来てくださっている方2人に全校朝礼で話をいただきました。みなさんの登校を見守っているのは私たちだけではなく、通学路では「健全育成会」や「子どもの見守り安全隊」という地域のボランティアのみなさんが見守っています。困ったことがあったら遠慮せずに声をかけてください。とおっしゃってくれていました。
みなさんも明日から夏休み。多くの時間を学校ではなく地域で生活します。自分の住む地域について、住みやすい地域にするにはどうすればいいのか考えてみてください。そこで最近聞いたうれしい話します。
クラブ(野球部)下校中の2年生が、転んで頭から血を流している小学生を見て、救急車の手配や介抱をしてくれたという話を地域の方から連絡をいただきました。いいこともしっかりと見てくださっています。これからも、困っている人がいたら助けられる、そんな優しい地域社会をつくっていってほしいと思います。
さて、先ほども言いましたが今日が1学期最後の日。1学期終わりの「節目の日」です。竹の中身は空洞ですが、この節があることで支えられ、さらに高く伸びていくことができるといわれています。そういった意味から、年月や人生に対し「節目」という言葉が多く使われ、これを一区切りとしてさらに伸びていこうという思いがこめられています。だから、節目で自分のことを振り返り、次に向けてさらに成長していこうとすることが大切です。
1学期の入学式、始業式では、新年度を迎え新しいクラスの仲間、新しい先生など様々な人との出会いがありました。17中の合言葉「人とのつながり大切に 笑顔の花を咲かせよう」のもと、人とのつながりをつくり、大切に育ててほしい。そして、その人とのつながりのなかで支え合いながら、それぞれが「自分の夢や目標」にむけて最後まであきらめずに努力することを大切にしてほしい、そういう思いを伝えました。
1学期の学校生活において、学習活動や行事への取り組み、クラブ活動などさまざまな場面で、目標にむけてどれだけがんばってきたか。また仲間と支えあえてきたか。このことを振り返ってみてください。それをこの節目の機会に整理し、夏休みでの生活、それから2学期の生活へといかし、次に大きく成長できるようにしていきましょう。
明日から始まる37日間の夏休みは、自分から進んで自分の力を鍛える良い機会です。部活動や学習、それ以外に自分がやり切ろうと思うことをやり切ってください。
元大リーグに在籍していたイチロー選手が現役引退の記者会見の時に「自身の生き様でファンの方々に、伝わっていたら嬉しいなと思うことはありますでしょうか」と聞かれ次のように話しています。
「人より頑張ることなんてとてもできない。あくまでも秤(はかり)は自分の中にある。自分なりに、その秤を使いながら、自分の限界を、ちょっと超えていく。ということを繰り返していく。そうすると、いつの日か「こんな自分になっているんだ」っていう状態になる。だから少しずつの積み重ねが、それでしか自分を超えていけないと思うんですよね。なんか一気に、高みにいこうとすると、今の自分の状態とギャップがありすぎて、それは続けられないと僕は考えているので。まぁ地道に進むしかない。」
この自由に使える時間をどう使えば有意義か、「自分で考え・判断し・行動」していきましょう。そして、ひとまわり大きく成長した姿を2学期始業式に見せてください。
また、先の大戦の終わりからちょうど80年の節目の年となります。あらためて過去の戦災を振り返り、平和の大切さを再認識し、平和な未来について考える機会にして下さい。
最後に、これからも猛暑が予想されます。熱中症に十分注意して体調管理にはくれぐれも気を付けてください。そして、8月25日(月)の2学期始業式に皆さんが元気にひとまわり成長した姿で登校してくることを楽しみに待っています。」