全校朝礼
今日全校朝礼を行いました。校長からの話として、先日行った「避難訓練」の講評で伝えられなかった部分を伝えました。
「地震対応」について4つの段階があります。
第1段階は「地震が起こる前」。この段階でしっかりと地震に対する備え、例えば水、食料などの備蓄、家具が倒れないような備え、家族との連絡方法の確認、避難場所の確認などを行いましょう。
次いで第2段階「今まさに大きな揺れが来ているとき」では、まずみなさん自身で自らの命を守らなければなりません。「自助」です。先日の訓練では「教室にいる場面」でした。その時は落下物から守るために机の下にもぐりましたね。では家の中では? 外出先では? 地震はいつ起こるかわかりません。どのような状況の時どう行動すればいいのか、考えることが大切です。
第3段階「大きな揺れがおさまって、安全な場所に避難するとき」では「率先避難者たれ」が大切です。2011年3月11日東日本大震災では、多くの方々が津波の被害にあわれました。釜石のある中学校の生徒たちが大きな揺れがおさまった後、日ごろの訓練により一斉に高台に向かって走り出した。それを見ていた校舎の3階に避難していた隣の小学校の児童や地域の人たちも高台に向かって走り出し多くの人の命が助かったという出来事がありました。
最後は第4段階「地震後の生活をどのように維持するか」です。そこでは「自助」「共助」「公助」のうち「共助」が大切になってきます。「共助」は地域や身近な人たちがともに助け合って乗り切ることです。地域には「自主防災組織」というのがあって、避難所の開設や運営、さらには支援を要する方の安否の確認など地域の人たちが地域の人たちのために互いに支えあう組織をつくっています。このことについては2年生のみなさんは昨年泉丘自主防災組織について、地域の方から直接話を聞きましたね。この「共助」にとって大切なことは地域のつながりだと思います。そのつながりを紡いでいくために、通学路の安全確認や防犯の巡視など地域の方々が様々なところで活動されています。また17中でも活動していただいています。この後毎週水曜日あいさつ運動でみなさんにあいさつをしていただいている地域の方を紹介します。地域にある学校として地域の方としっかりつながってほしいと思います。
校長の話の後毎週水曜日のあいさつ運動に来ていただいている地域の方2人にお話をいただきました。
あいさつ運動は今から17年前PTA会長をしていた当時、会議で「毎週水曜日、保護者が朝学校に来て生徒会と一緒にあいさつをしよう!」と提案し、それ以来代々受け継がれてきて今に至ります。いまでは地域の住人としてあいさつ運動に参加していますが、みなさんの登校を見守っているのは私たちだけではなく、通学路で立っている緑のベストの人たちを見たことがありますよね。あの方々も「健全育成会」や「子どもの見守り安全隊」という地域のボランティアのみなさんです。このように地域がみなさんを見守っています。困ったことがあったら遠慮せずに声をかけてください。
それからあいさつ運動の時に掲げている「のぼり」も10年位前に当時の生徒会と一緒に全校生徒からデザインを募集して作りました。そろそろ新調したいなと思っていたところに、生徒会執行部が中心となって新しいデザインを募集すると聞きき、とてもうれしいニュースでした。17中の合言葉「人とのつながり大切に 笑顔の花を咲かせよう」は30周年記念の時に生徒のみなさんの応募で決まりましたが、あいさつはそのつながりの第1歩です。これからも毎日元気なあいさつをして、みんなで気持ちのいい朝をスタートさせましょう。
その後生徒会執行部よりあいさつ運動の「のぼり」のデザイン募集の話がありました。詳しくは生徒会通信にてお知らせするとのことです。あいさつ運動を盛り上げるデザインを考えて応募してください。