Rehearsal  立ち会い演説 主張を聞く 

立ち会い演説 Rehearsal(写真1)

立ち会い演説 話す(写真2)

立ち会い演説 聞く(写真3)

 ~前期 生徒会役員選挙 ~  卒業式後に毎年おこなわれるのが次年度の生徒会役員選挙です。選挙といえば平成27年6月大きな改正がおこなわれました。公職選挙法等の一部が改正され選挙権を18歳に引き下げる法律が成立したのです(平成28年6月19日施行)。18歳といえば中3ならもう3年後です。来るべきその時に備え九中では豊中市選挙管理委員会の全面的な協力を得て、20日に投票箱から記載台まですべて実際の選挙で使われる本物を用意して投票(左下写真)を実施しました生徒会役員選挙

 18歳に備えて

 日本は少子高齢化、人口減少社会を迎えているのは3年の社会で習う。千里を見渡してもそれは実感するところだ。そんな中、国は、日本の未来を作り担う存在である10代にもより政治に参画してもらいたいと考えた。また、より早く選挙権を持つことで、社会の担い手であるという意識を若いうちから持って欲しい(参考 総務省HP )。

 総務省は主体的に政治に関わる若者が増えて欲しいと考えるが、若者の投票率が低くなると若者の声は政治に反映されにくい。その結果、若者に向けた政策が実現しにくくなる。選挙に行っても無駄か。と負のスパイラルが発生したらどうしようと関係者は気をもむ。豊中市明るい選挙推進協議会では、豊中市選挙管理委員会と連携して市内の学校へ出前授業を行い、選挙啓発広報誌「白ばらとよなか」を発行されている(九中美術部の作品が掲載)。選挙管理委員会担当の先生も手をこまねいてはいない。選挙を身近に感じて欲しいと豊中市選挙管理員会に走った。投票箱や記載台の本物をお借りし出来るだけリアルな選挙を準備したのだった。

 身近に感じて欲しい選挙

 立会演説の前に選挙管理委員は体育館へ大集合。Rehearsalだ(写真1)。担当の先生が”ああしてこうしてね”と伝える。ここで投票用紙を渡して記載台に誘導する。困ってる人がいたら声をかけてね。・・・3年生が卒業した後、九中を担うのは”私たち”だ。リハーサル後立候補者たちは舞台にあがる。立ち会い演説をおこなった。生徒会で何をしたいか(写真2)。「清掃活動では3Kから3Sへ・・・見える化ではアルミ缶回収のグラフ化等いろいろな改善をしながらよりよい九中にしていきたいです。」「・・・ライトバッグプロジェクトなど後期からの引き継ぎです。生徒会放送の開始もしたいです。恐れずに新しいことにチャレンジします。」「・・・もし執行部に入ったら皆さんが意見箱に入れてくれた素敵なアイデアをもっと現実化させたいと思います。」九中有権者は聴く。うなずく(写真3)。九中をよくしたいという意気込みが伝わってくるからだ。

 演説後、生徒たちは投票用紙を受け取り記載台に向かった。立会人は選挙管理委員だ。目を光らせる。困っている人を助ける。最初の生徒が投票箱の前に立った。本当の選挙では投票用紙は2つ折りで箱に入ったら開くという特殊な紙を使用しているが九中の投票用紙は予算の関係で普通の紙なので折ったら戻らない。だから8つ折りとかしないでね、と見守る。投票を済ませた生徒はホッとした表情を浮かべ教室に戻っていった。投票後、選挙管理委員は投票箱を持ち即日開票に向かう。九中生は、選挙を身近に感じただろうか

18歳になったら・・・選挙に行こう♪