7月3日 コミュニケーションアプリLINEのリスク対策 ~校区懇談会~
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ライン スタンプ(写真1) |
青少年のライン利用実態(写真2) |
ネットの特徴を考える(写真3) |
先週金曜日はPTA校区懇談会(昼夜の部)でした。ここ数年懇談会のテーマは、中学生に関わるトラブルが絶えないネットやスマホ関係です。昨年はNTTドコモより先生をお招きし、「スマホにまつわるトラブル解決法」を学んだのですがトラブルや被害は減る気配はありません。それは毎年サービスが深化し、子ども達がスマホデビューするからです。今年は今や中学生の6割が利用しているコミュニケーションアプリの本丸”LINE”から中西先生をお招きしての懇談会です。
2016年 スマホトラブル解決法
昨年の懇談会から1年がたった。~ 少々のいたずらでもスマホがなかった時代の子どもは大目に見てもらえた。人間関係も、なんかスマホのおかげで四六時中つながってるので、ああしんどい。現代の子育てはほんと大変だ。保護者もスマホを離せなくなり・・・で、子どもと話せなくなった。大人が夢中なのに子どもが興味を持たないわけがないもの。~
そこで、昨年はさまざまな事例を交え対処法を学んだ。スマホのアプリで肖像権の侵害や著作権の侵害、プライバシーの侵害を知らず知らずにおこなっているこわさに驚く。勝手に誰かの写真を撮る、撮影禁止の場所で撮る、他人が写った写真を勝手に公開する。グループトークだから大丈夫!大丈夫じゃない。グループの誰かが、他のSNSにその写真を漏らす恐れがあるじゃない。そうなったら、たいへんだ。悪事は千里(中央も)を走り世界を駆け巡る。ネットを使う時のリスクを理解したが・・・トラブルはなくならない。
2017年 LINEのリスク対策
ナイフを使った事件がおこる。ナイフは悪くない、ナイフを使う人が悪いのだ。確かに。・・・それは無料通信アプリ”ライン”にも言えるのではないか。ラインオフィシャルインストラクターによる(公園・後援・講演)が始まった(写真左上)。
もともとラインは東日本大震災の非常通信手段として利用された。今では無料音声通話、無料メール、グループトークなどが認知され、中学生の6割が利用しているそうだ。講師の先生は、参加者にまず奇妙なスタンプを見せた(写真1)。スタンプとは絵だけで感情が表現できるのでラインユーザーに重宝されている。この絵の感情とは?参加者に問う。誤解が生じる・・・インターネットコミュニケーションでは顔や表情が見えない怖さが潜(ひそ)む。想像力や今流行りの忖度(そんたく)せなあかん。またいったんグループトークが始まると同調圧力も働く。仲間外し、文字にしてしまうことの「きつさ」もある。
青少年のラインに利用実態等(写真2)を踏まえ”知識”が”知恵”になっていないを、指摘される。「・・・子どもに自転車を与えるとき、最初手を貸しますね。コマをつけ後ろを持って安全に乗れるよう見守りますよね。スマホも同じです。使い始めがトラブルをおこしやすいのです。ネットの特徴は”公開される 記録される 誰かがわかる拡散する(写真3)”です。子ども達は知識として知っているが自分は大丈夫だと思っています、知識を知恵にする必要があります。」
子どもを守るためには、まず何をすればいいかを、しっかりと学んだ。
SNS 後悔防ぐ テストでも 必要なのは 知識より知恵