2月14日(土)第9回マチカネ先生塾が開催されました。

今回は、授業基礎力養成講座③「教科等(読書活動)」と題して、豊中市教育委員会事務局 読書振興課より4人の講師をお招きし、読書活動について講話・演習を行いました。

  

まず、「豊中市の学校図書館と情報活用能力の育成」をテーマに、豊中市が大切にしている学校図書館の機能、子どもを取り巻く環境と課題、情報活用能力の育成、おすすめの授業実践等について講話いただきました。

豊中市の特色として、専任の学校図書館司書を全校に毎日、配置しており、この取り組みは大阪府下でも珍しく、豊中市で実施している授業実践「ビブリオバトル」や、「知的探求合戦 めざせ! 図書館の達人」、「図鑑の利用指導」などにも学校図書館司書の専門性を活かし、子どもたちが楽しめる学習活動を教員と協力し合いながら実践されている様子を塾生たちに教示いただきました。

  

次に、「読み聞かせをやってみよう」と題して、読み聞かせについての実践講話をしていただきました。

具体的な絵本の選び方から学びます。

・本の大きさ ・絵の細かさ ・おはなしの長さ

★絵本としての評価とは別に、集団への読み聞かせには、向く本と向かない本があること

★聞く人の顔を思い浮かべて選ぶ(具体的に子どもたちの顔を思い浮かべて易しすぎない、難しすぎない本を選ぶ)

★読み手自身がおもしろいと思う本を選ぶ(悩んだ時は学校図書館司書にぜひ相談を!!)

学校という場で、何か大切なメッセージを子どもたちに伝えたいときにも、絵本を使ってのコミュニケーションが図れます。

例えば、人権や平和を考える絵本、多様性の理解を手助けするのに役立つ絵本など・・・活用の可能性は無限大です。

すべての子どもたちに読書を楽しむ機会を保障するために、スウェーデンで始まった取り組み「りんごの棚」についても実際の展示セットを見せていただきながら、紹介いただきました。

  

 読み聞かせ体験に挑戦します。絵本の持ち方、絵本のめくり方、読み方の注意点に留意し、いざ実践!!

  

実際にペアの相手に読み聞かせを行い、お互いに読み合うと自分が思っている以上に早口になっていたり、絵本が傾いていたり・・・というふうに多くの気づきを塾生たちは得ることができました。

続いて、「アニマシオンをやってみよう」をテーマとした講話と演習です。

  

 アニマシオンとは、フランスから広がった社会文化アニマシオンと呼ばれる(ゆとりを楽しむ)市民の自主学習運動のことです。

 日本では、1997年に刊行された「読書で遊ぼうアニマシオン本が好きになる25のゲーム」が出版、注目され始めました。

 アニマシオンを考案したモンセラ・サルトルさんによる「読書へのアニマシオン 75の作戦」は、子どもたちが読書好きになる手法が作戦として紹介されています。

 

  

作戦38 「ここに置くよ」は、登場人物の行動に着目し、移動した登場人物の空間的配置に焦点を当てさせる作戦

作戦47 「これが私の絵」は、俳句の内容と視覚的なものを関連づけられるようにする作戦

作戦58 「みんなで一つの詩を」は、詩的なものへの関心を目覚めさせ、仲間との協力を促す作戦

学級開きの時にも活用できる素敵な作戦を塾生たちも挑戦!!

グループ作業の中で、自然と協力しあい、笑顔溢れる時間となりました。

 

読書は心の栄養とも言われており、子どもたちにも、人生を豊かにするために生涯を通じて親しんでいただきたい活動のひとつです。今回学んだことを、是非学校現場での活かしてくださることを願っています。

 

さて、マチカネ先生塾も残すところあと1回となりました。

次回は授業基礎力養成講座④「先輩教員から学ぶ」、「閉講式」です。いつもより30分早い時間に開講されますが、盛りだくさんの内容を予定しています。

最後までみんなで学び続けましょう!