マチカネ先生塾 13期生 第2回
第2回のマチカネ先生塾では豊中市を知る①として「豊中市の歴史を学ぶ(社会科副読本を活用して)」をテーマとして講座を実施しました。
今回、お迎えした講師の先生は豊中市立大池小学校の沖野勝則校長先生です。
「豊中市の魅力」「豊中市の歴史クイズ」「社会科副読本を使っての授業づくり」とご講義・演習をいただきました。
先生の自己紹介が終わると、早速、
「みなさん。豊中市と言えばどんなことを思い浮かべますか?」
(受講生より)
・駅が近く、色々な線が通っている。
・子育てNo1をめざしている。
・インクルーシブ教育を行っている。
・音楽の街。
・住みやすい。
・自然が豊か。
・ワニのキャラクターがいる。
・高校野球の発祥の地。
・空港が近い。
・人口が多い。
・大きい公園がたくさんある。
など中には鋭い意見も多く、よく豊中のことを知っているようです。
さらに、「では豊中市の魅力とは?」
(受講生より)
ICTが整備されているため勉強するためのいい環境ができている。
都会と自然のバランスがとても良い。
インクルーシブ教育のように誰も取り残さない環境ができている。
人と人とのつながりがあっていいと思う。
音楽の取り組みが盛んで沖縄とも交流都市になっている。
多文化共生が進んでいて外国にルーツをもつ子たちも過ごしやすい。
などなど。
続いて校長先生から
・夏の高校野球は第一回と第二回は甲子園ではなく豊中で行われていたこと。
・高校サッカーや高校ラグビーも豊中が発祥とされていること。
・救命力世界一の街であり、救命講習の修了者の数は全国でもトップレベル!
・救急車も4~5分ほどでやってくること。
と様々な豊中の魅力についてお話いただきました。
豊中の歴史についてはクイズ形式で学びました。
豊中市は縄文時代、南半分は海だったことや
豊島北小学校周辺からは貝塚が見つかったこと。
行基が橋をかける際、どこからか鯉の群れがやってきて行基はその鯉に乗って橋を完成させたという伝説があることから鯉は神の遣いとして崇められていたそうで、鯉を捕まえたり食べたりすることは禁じられていたそうです。豆知識として、鯉塚として鯉のお墓があるが広島カープのファンが拝みにくることもあると教えていただきました。
また、講義の後半では演習として実際に現在、豊中市で使用している社会科副読本を使って実際の授業の様子を体験しました。
昭和13年の豊中駅と令和元年の豊中駅の写真を見比べて変化を読み取る取り組みでは
駅を利用する人の服装であったり駅の周りの交通状況であったり改札の周りの様子であったりと大きく変化していることを発表する姿が見られました。中には車の様子から燃費についてのユニークな発表もあり、場が盛り上がっていました。
最後に社会科の学び方のキーワードとして
し 調べる
や やってみる
か 考える
い 行ってみる
これだけは何としても教えたい。でも教えてはダメ。気づかせる。
と教えていただきました。将来現場に立つ際にこの教えを大切にしてほしいと思います。
豊中市の魅力や社会科の教え方について学びを深めることができた第2回でした。