11月29日(土)第6回マチカネ先生塾が行われました。

 

今回のテーマはコミュニケーション力養成講座④「プレゼンテーション」でした。講師に有限会社コノジャパン 河野通陽様をお招きしました。自分の考えを相手に伝える際に、自信を持って、わかりやすく伝えるための方法について学ぶ機会となりました。

プレゼンテーションのゴールは、「相手(聴いた人、観た人、読んだ人)が納得し、行動を起こしてもらうこと」だそうです。例えば、野球に興味があまりない人に野球のことを伝えた後、「○○ってどういうこと?」と質問を引き出す。他に、あまり読んだことがないジャンルの本を紹介した人が、その本を読んでくれた。このように、単に伝えて終わりではなく、伝えた相手がその後行動を起こしてくれるようにするにはどうすれば良いのかを学びました。

 

受講生の皆さんにとって、自己紹介をはじめ、人前で何かを伝える機会はこの先たくさんあると思います。プレゼンテーションは緊張することが多いと思いますし、苦手意識を持っている人も多いと思いますが、自信を持ってプレゼンテーションできるようになるよう、貴重な機会となりました。

今回は、大きく分けて2つのことについて教えていただきました。

 

【①PREP法】

PREP法とは、伝える内容を、

P:Point(結論)

R:Reason(理由)

E:Example(事例)

P:Point(ポイント)

の4つのパートに分けて伝える方法だそうです。

この順で伝えると、わかりやすく、また、印象づける効果もあるとのことです。

 

【②ロジカルプレゼンテーション】

ロジカルプレゼンテーションは、伝えたいことのメインの部分の構成を工夫することだそうです。

講師の河野さんが実際に話された内容は、

 

私の最近のおすすめは、〇〇です。

その理由は、3つあります。

それは、「安い」、「便利」、「種類が豊富」です。

安いとは、・・・

便利とは、・・・

種類が豊富とは、・・・

だから、私は〇〇をおすすめします。

 

といったものでした。

おすすめする理由をはじめに3つ紹介し、その後、その3つについて詳しく伝えるのがよいそうです。

この時、3つ以内にすることで、相手への伝わり度合いが上がるとのことでした。また、短いキーワード3つに絞ることで、伝える側も、話す内容を忘れたりすることなく落ち着いて話すことができるとのことです。

 

河野さんの伝え方が素敵だったこともありますが、確かに、初めて聞く内容なのにとてもわかりやすくスッと頭の中に入っていくように感じました。受講生の皆さんも、笑顔で楽しそうにうなずきながら聞かれていました。

 

以上のことを踏まえ、受講生の皆さんにも、自分の好きなもの、はまっていることなどのテーマを自分で決め、PREP法とロジカルプレゼンテーションの構成を用いて互いにプレゼンし合いました。

プレゼンした人は、相手の方を向いて、身振りを交えながら、落ち着いて話していました。何も見ていないのに、皆さん本当に上手でした。

「何分だった?」

「3分!」

「えっ!?そんなに話してたんや!」

というやり取りもありました。

それだけ、思った以上にたくさんのことを伝えられたということだと思います。

 

また、

「上手だったよ!」

「わかりやすかった!」

の感想が聞かれた中、

「ねえねえ、○○ってさー・・・」と質問が自然と出ていたり、「○○したくなった!」の反応もありました。

見事、プレゼンテーションのゴールに辿り着けていて、素晴らしかったです。

 

あっという間の2時間でした。

是非、今回学んだことを今後の様々な場面で活用してほしいです。

 

次回は12月13日、テーマは「授業の基本」です。

次回からは、授業をテーマにした講座が続きます。学び多い講座となるよう、頑張ります!