マチカネ先生塾 13期生 第4回
「第4回のマチカネ先生塾では、コミュニケーション力養成講座②として、「聴く力・伝える力」をテーマに実施しました。
お迎えした講師は、FPM-α の 佐久本 優子 先生 です。

まず、受講者同士の自己紹介を行いました。
自己紹介は、
①お名前
②どのような先生になりたいか
③推し・おススメ
を共通の内容として進められました。③の推し・おススメについては、塾生達の熱量溢れる紹介があり、会場内は大いに賑わいました。

ここで、信頼感をもたらす自己紹介のポイントについて教えていただきました。
★★信頼感をもたらす自己紹介の3つのポイント★★
1・笑顔 ★緊張していても、口角を上げる、マスクをしている時こそ、口角をしっかり上げることを意識する
2.目で思いを届ける(アイ・コンタクト) ★目で思いを届ける
3.はきはきした声で、間を取りながら話す ★句読点を意識して話すと、相手が聞き取りやすくなる
★★印象に影響をあたえるもの★★
・メラビアンの法則
コミュニケーションにおいて、視覚情報が55%、聴覚情報が38%、言語情報が7%の割合で影響を与えるという心理学の法則
※最初の印象は大切(最初はあえて悪い印象づけを行い、後から印象を覆すのは上級者のテクニック)
・色の持つイメージ
赤…活発、行動的、エネルギッシュ 等、各色が持つイメージがある
例えば、保護者対応時には、青(知的、誠実)を活用し、副交感神経を落ち着かせ、冷静に対応できる効果が期待出来ることを教わりました。

★★コミュニケーション★★
・コミュニケーションとは何だろう?

〇目的…人を理解し、人に自分を理解してもらうこと
コミュニケーションは、キャッチボール
・投げ手→伝える能力(相手が受けやすい場所に投げる)★言葉・手振り・表情を駆使して伝える
・受け手→受け取る能力(相手が伝えたい事を受け取れるように頑張る)★聴き返しや、質問、相手の非言語情報からくみ取る
〇聴き方を鍛えよう…信頼関係を結ぶ聴き方
相手を尊重する気持ちを「傾聴姿勢」で伝えよう
聞く…自分本位の聞き方(hear)
聴く…相手本位の聞き方(listen)
訊く…自分本位の聞き方(ask)
相手が安心して話すことが出来、「きちんと聞いてもらえた」と満足出来る聞き方→信頼関係を結ぶ聴き方

この後、「聴く力」…相手の話を遮らず、関心をもって聞く体験を目的としたペアワーク「3分インタビュー」を行いました。
伝え方のお話の中で、「敬語」についても教わりました。
★★敬語とは人と人との潤滑油★★
・敬語の種類
「尊敬語」…主語:相手
「謙譲語」…主語:私
「丁寧語、美化語」…言葉を丁寧に整えることで相手を敬うもの
敬語の作り方を学んだ後、塾生達は協力しながら、敬語のワークに取り組みました。

ここで、苦戦し、ワークで間違えたとしても、「間違える」体験の大切さを学ぶ貴重な機会となります。
「間違える」体験をした事が、他者の立場に立った思いやりのあるコミュニケーション力づくりに役立つことでしょう。
佐久本先生の過去の経験談を元に、自分の考えを相手の気持ちに寄り添いながら伝える方法についても具体的に学びました。
また、「避けたいビジネス用語」、外国の方への「やさしい日本語」、「クッション言葉」、「ビジネスでのコミュニケーション」など、多くの内容についても教えてくださいました。
★★論理の3大要素 三角ロジック★★
●論理的に主張を組み立てる3要素
・主張…推論のこと(提案・意見を含む)
・データ…客観的な数値、具体例、事実
・論拠…一般的な傾向、原理原則、常識など
最後に、論理的に伝える方法として論理の3大要素である三角ロジックを教わり、塾生一人ひとりが、自身の主張をロジカルに相手に表現する事に挑戦しました。
塾生達の発表からは、早速、講義の成果のほどが垣間見える点がいくつも見られました。

佐久本先生から、本日まとめとともに、塾生達の今後の活躍について激励のお言葉を最後にいただきました。

塾生達からは、「相手を尊重する傾聴の姿勢の大切さを学べた」、「相手の枠組みを知り、受け取る方法や社会人として役立つ敬語について学べてよかった」等の感想がありました。
塾生達が今回学んだ事を活かし、「聴く力」、「伝える力」を存分に発揮した先生として、近い将来、現場で活躍されるのを期待しています!!



