マチカネ先生塾2回目『 コミュニケーション養成講座②「聴く力・伝える力」』(2023/5/27)

第2回のマチカネ先生塾ではコミュニケーション養成講座2として「聴く力・伝える力」をテーマとして実施しました。

お迎えした講師は、FPMーα の 三好 美穂子 先生 です。

 

はじめは、受講者同士の自己紹介です。

目的を持って行うことを条件に、一人ひとり考え、発表しました。

「みなさん、こんにちは。」とお辞儀ではじめ、

発表を終えたら「よろしくお願い致します。」とお辞儀をするというルールのもと、自己紹介を進めました。

発表する人も聞く人も、みんな笑顔でうなずき合いながら、ほのぼのとした時間となりました。

 

瞬間印象は6秒程度なのだということから、面接などの大切なことを短時間で伝えなければならない時にも役立つ、お辞儀の仕方や第一印象をアップする方法などを教えていただきました。

2~3分程度でつくという本質印象では、非言語(ノンバーバル)が重要になるのだそうです。視覚情報・聴覚情報・言語情報の中で、非言語と言葉とで「ずれ」(例えば、笑顔なのに言葉は否定的である…など)を感じると人は不信に感じることなども教わりました。

 

瞬間印象 6秒程度            本質印象 2~3分程度     

1 見た目 83%            1 視覚情報 55%   

2 声・音 13%            2 聴覚情報 38%   

3 匂い 6%               3 言語情報 7%  

 

色が持つイメージも大きく、青は副交感神経を刺激し落ち着かせてくれることから、緊張する場面では青いものを持っていると落ち着くといういことも教えていただきました。

そうした視点で、市の色(マチカネ君は緑。緑は平和・緩和などを印象づけるようです。)やブランドカラーなどを見てみると面白いかもしれませんね。

 

コミュニケーションの目的は、「人を理解し、人に自分を理解してもらうこと」です。コミュニケーションはキャッチボールなので、相手がキャッチしやすいところに言葉を置きにいくことが大切だということも教えていただきました。

コミュニケーションスキルチェックでは、自分のコミュニケーションの癖に気づくことができました。

グループ共有の時には、「そういえば」「こう思ってたのに」など気づきがたくさんあるようでした。

 

聴き方を鍛えるためには、聞くこと(hear)や訊くこと(ask)よりも、相手を主体にした聴くこと(listen)の大切さを教わりながら、自分の聴き方の癖についても考えることができました。

傾聴姿勢を見せることが大切です。

相手の話し方や話すスピードに合わせることや伝え返し(復唱)をすることで、話しては心地よく話をすることができます。

 

伝え方についてお話では、敬語についても教わりました。

敬語を使えることは、コミュニケーションにも役立ちます。

まずは、絵に描いて敬語のイメージをわかりやすく説明していただきました。

そして、保護者や職場の先輩、上司などとの関わりにも役立つ敬語の作り方を教えてくださいました。

敬語の学習の後編では、受講生自身が問題を解く形式で、みんなで協力し合いながらワークに参加しました。簡単なようで、意識してみるとなかなか難しい「敬語」に受講生のうなずきも深くなっていました。

避けたいビジネス用語のワークでは、何気なく正しく思える敬語を正しく言い換えることに苦戦しました。

 

三好先生の過去の経験やエピソードをもとに、相手に納得してもらう伝え方についても

誠実さが伝わる伝え方やクッション言葉を使うことで、自分の考えを相手の気持ちに寄り添いながら伝える方法を学びました。

  

最後は、論理的に伝える方法を教わ理、事実やデータと一般論・ルールとを合わせて結論につなげることで、相手に伝わりやすくなるということをもとに、受講生一人ひとりが自分の主張をロジカルに表現することに挑戦しました。

2時間を通して教わってきた 聴くことと伝えることをフル活用しながら、和気あいあいと発表し合っていました。

 

「聴くこと・伝えること」の大切さと難しさ、そして面白さを実感した 第二回目の講義でした。