思いやりについて 自分の心を相手に向け、相手の立場になって考える

 2学期の始業式には、「思いやり」についてお話ししました。「思いやり」とは、「思い」と「遣る(やる)」という言葉からできています。「遣る」には、相手に向ける、届けるという意味があります。つまり、「思いやり」とは、自分の心を相手に向け、相手の立場になって考えることだと伝えました。私たちは、自分の気持ちはよくわかっていても、相手の気持ちはなかなか見えないものです。元気そうに見えても、本当は困っているかもしれません。笑っていても、心の中では悲しんでいるかもしれません。だからこそ、「今、どんな気持ちでいるのかな」「何か困っていることはないかな」と、相手の気持ちを想像し、心を向けようとすることが大切なのだと思います。
 今、学校では運動会に向けた練習が始まっています。運動会は、自分自身が精いっぱいがんばることはもちろんですが、友だちと力を合わせることの大切さを学ぶ機会でもあります。友だちのがんばりを認める。うまくできない友だちを責めるのではなく励ます。困っている友だちがいれば声をかける。そして、一人ひとりの違いを認めながら、互いに支え合い、一つの目標に向かって取り組んでいく。そんな経験の中でこそ、「思いやり」の心は育っていくのではないでしょうか。
 もちろん、子どもたちは時にはぶつかったり、思いがうまく伝わらなかったりすることもあります。しかし、そうした経験も含めて、相手の気持ちを考え、自分の言葉や行動を振り返る機会にしてほしいと思っています。
 運動会の練習だけでなく、毎日の学校生活の中で、子どもたちの「思いやり」が少しずつ行動となって表れていくよう、私たち教職員も子どもたちを見守り、支えていきます。ご家庭でも、お子さまのがんばりや友だちとの関わりに耳を傾け、その成長を一緒に見守っていただければ幸いです。

どの学年も運動会の練習に取り組んでいます

 9月に入り、各学年では運動会に向けた練習が始まっています。今年の団体演技は、6年生は組体操、5年生はソーラン節、4年生はエイサー、1~3年生はダンスを予定しています。練習では、振り付けや動きを覚えるだけでなく、友だちと声や動きを合わせたり、励まし合ったりしながら、みんなで一つの演技をつくり上げています。日を重ねるごとに、少しずつできることが増え、子どもたちの表情にも自信が感じられるようになってきました。本番では、一人ひとりの頑張りはもちろん、友だちと力を合わせて、いきいきと表現する子どもたちの姿を、あたたかく見守っていただければと思います。