6年生社会科授業 歌舞伎について(1月11日)
社会科の歴史学習の補足のため、歌舞伎等の伝統芸能についての講話を小生が3学級で行いました。
ただ話をするだけでは面白くないので、歌舞伎についての静止画や動画、歌舞伎の基本を学べるクイズを交えたパワーポイントを駆使しての授業となりました。
授業内容は主に次の4点です。
①静止画鑑賞(神戸すずらん歌舞伎による農村歌舞伎上演会の風景/下の2枚の画像を含む数枚)
②動画鑑賞(「双蝶々曲輪日記ふたつちょうちょうくるわにっき ~引窓ひきまど~」の一部/神戸すずらん歌舞伎上演)
③パワーポイント(歌舞伎等伝統芸能についてのイロハ・クイズ/たくさん用意しましたが、45分では3分の1程しか提示できませんでした。)
④義太夫語り(近松門左衛門の『冥途の飛脚』を基にした『恋飛脚大和往来こいびきゃくやまとおうらい~新口村にのくちむら~』の出だしの一部を小生が語りました。)
【子どもたちの感想】(実際の感想を基に、原文の意味を壊さないように多少加工してます)
・歌舞伎のことを知ることができて良かった、楽しかった。
・歌舞伎の良さを改めて知りました。
・歌舞伎が400年も続いていることに驚いた。
・歌舞伎や能、人形浄瑠璃をもっと見たいと思った。
・授業をきっかけに歌舞伎などの伝統芸能にさらに興味が湧いてきた、もっと知りたいと思った。
・化粧によって役柄に違いがあることに驚いた。
・歌舞伎は、今のドラマの様に、実際に起こった出来事を物語にしていて、現代と似ていると思った。
物語の中で、日常に表れる「こんなこと、あるあるっ!」「これ、分かるわ~!」という共感できるような場面を散りばめた多くの素晴らしい作品が残り、これらを長きにわたり演じ続け、残してきたところが素晴らしく、日本の文化水準の高さを感じられます。こういう機会をきっかけに子どもたちが自分の国の良さに気付き、自分の国のことについて誇りを持つことができればと願うばかりです。(特に、外国人との交流の中で、自分の国のことを知らないことがとても恥ずかしいことであると、小生も若かりし頃痛感しました。)
また、他の外国にも素晴らしい文化がたくさんありますが、自分の国のことを大切にするように、外国のことも尊重できるような人に育ってほしいと強く願います。
こういう意識を持つことが平和への一歩であると確信します。
追伸 小生が所属する一座「神戸すずらん歌舞伎」が八中校区で公演させていただきます。
【農村歌舞伎上演会】
日時:2月18日(日) 13時半~
場所:せんりひじり幼稚園講堂