マチカネ先生塾第7回 授業力基礎力養成講座①「授業の基本」(2024/12/14)

第7回のマチカネ先生塾では、授業基礎力要請講座①「授業の基本」をテーマに開催されました。

 

今回の講座の前半は、「授業を構想する際のポイントについて」、後半は「教材研究」を中心とした構成になっています。

   

授業を構想する際のポイントについて

「子どもにつけたい力は何か」を意識する

学習指導要領が育成を目指す三つの柱は、「知識及び技能の習得」、「思考力・判断力・表現力等の育成」、「学びに向かう力、人間性等の涵養」です。

三つの柱は相互に作用しあいながら、子ども達の生きる力を育んでいくと考えられています。

授業づくりは、そのことを踏まえて構想を練ります。

そのためには、

①その教材学習することを設定(「教材を教える」のではない)

②子どもが学習の見通しを持つことができるような授業展開を考える

③活動ありきではなく、ねらいをもった学習活動を設定する

の3点のポイントを意識しながら進める等、授業を構想する際に大切なことを確認しながら講義が進められました。

  

当センターの指導主事が先生役となり、どのようにして授業で子ども達の資質・能力を育成していくかについてのポイントを、授業づくりを「登山」に例えて具体的にわかりやすく塾生達に説明しました。

 

 「小学校外国語」について、登山を意識した「逆向き設計の授業プラン」が示され、模擬授業を通じて理解を深めていく塾生達の姿が見られました。

 

子どもの立場にたった授業展開について、楽しみながら意見交流を深める塾生達の様子。

 

後半は、「小学校外国語」五年生教科書よりグループで教材研究を行いました。

講師より「小学校外国語」の教材を使用した模擬授業が展開され、教材研究の進め方のポイントについての説明がありました。

忌憚なく意見交換が活発に行われる中にも、和気藹々とした雰囲気で教材研究が進められている様子が窺えます。

  

グループごとに発表を行います。楽しみながら、子ども達の視点にたって意見交流を深めたことがどのグループの発表内容からも伝わってきました。

 

最後に、次回のマチカネ先生塾では、塾生達に模擬授業を行っていただくための準備として、教材研究の仕方についての説明がありました。

・この教材でつけたい力は何なのか

・本時の目標設定、授業展開、発問、板書計画について練りあげる

本日の配布資料や文部科学省のホームページの中の「学習指導要領」も確認し、まずは授業を組み立てていくことが必要です。

 

次回は年明けの1月の開催になります。

塾生の皆さん方には、間違いを恐れずに次回の模擬授業を楽しみながら挑戦してもらいたいと願っています。