マチカネ先生塾(第4回)『コミュニケーション養成講座②「聴く力・伝える力」』(2024/10/26)

6月の第3回講座から、教員採用試験・教育実習期間を経て、久しぶりの実施となりました。

第4回は、コミュニケーション養成講座②「聴く力・伝える力」をテーマとして実施しました。お迎えした講師は、FPMーα の 佐久本 優子 先生 です。

 

「伝える力」のはじめとして、自己紹介からスタートしました。

名前、何回生かを伝えた後は、最近自分がハマっていることを相手にお勧めするよう条件が出されました。

塾生からは、アルバイトやゲーム、食べ物、ドラマ、旅行等々、オリジナリティ溢れる自己紹介があり、会場内は「へー!」等の驚きや笑い声が響き渡りました。

 

会場の空気が温まったところで、「第一印象」に話が移りました。

<信頼感をもたらす自己紹介のポイント>

1.笑顔 ※口角をあげるよりも、後ろへ引くイメージ

2.目で思いを届ける(アイコンタクト) ※緊張するなら口元に目線を落としてもOK

3.ハキハキした声で、ゆっくりと話す

 

<第一印象の重要性>

見た目の比較/メラビアンの法則/色の持つイメージ

 

続いて、「コミュニケーション」についてです。

続いて、「コミュニケーション力」についてです。

コミュニケーションの目的は、「人を理解し、人に自分を理解してもらうこと」であり、「コミュニケーションはキャッチボール」とよく言われます。投げ手の「伝える能力」だけでなく、受け手は「受け取る能力」が必要となります。

そこで、「信頼関係を結ぶ聴き方」として、

「アイコンタクト/姿勢/ページング/うなずき・あいづち/伝え返し」

が紹介されました。

また、「リスニング・ブロック(自分と比べる・物さしで判断する・すりかえる、次の発言を考える等)」といった聴き方の注意点についても説明がありました。

 

☆途中、教えていただいた礼の仕方

・腰を曲げる角度は身長により人それぞれ(例.足のつま先が見えるくらい)

・手の位置は高すぎず低すぎず

 

その後、さらに内容は発展し、「ビジネスでのコミュニケーション」について説明がありました。

まずは、敬語です。

「敬語は人と人との潤滑油」ということで、相手への敬意が必要です。

尊敬語・謙譲語への変換についてみんなで考えました。

「行く」「見る」「来る(尊敬語のみ)」「する」「言う」「聞く」について、早い者勝ちで発表していきました。

また、「避けたいビジネス用語」の正しい言い方を学びました。

「書類の方、お持ちしました。」「コピーは3部でよろしかったでしょうか?」

「(保護者や上司に)了解です。ご苦労様でした。」

等、よく聞く言い方について、なぜ間違っているのかも含め教えていただきました。

その他、「誠実さが伝わる伝え方」や「クッション言葉」、「伝える際のポイント「PANIC」」、「分かりやすい話し方10のポイント」等、本来2時間では学ぶことができない多くの内容を教えていただきました。

 

「第一印象」や「コミュニケーション力」は、多くの人が大切だと感じています。

ただ、学校現場で先生自身がそれを学ぶことができる機会はあまりありません。

今回学んだことを少しずつ自分のものにし、近い将来先生になったときに生かしてほしいと思います。