2月29日(木)・3月1日(金)の授業参観では、全学年が1年間の学習の成果を発表していました。その中でもICTを活用した5年生の取り組みを紹介します。5年生は国語科「資料を見て考えたことを話そう」の学習において、グラフ・表等の資料から分かることをまとめて、プレゼンテーションをすることに取り組みました。まずは、考えてみたい社会の課題を学級で話し合い、グループに分かれて課題を設定しました。環境・人権・教育・福祉・健康・平和....児童が幅広い分野の社会課題に関心があることが分かりました。

 次にグループに分かれて設定した課題の中にある問題に対して、その原因や対策について話し合い、変化や数量が分かる資料を集めていきます。その際、学校図書館司書が児童のニーズに合った図書を紹介したり、担任やスマートスクール担当がインターネット上の資料の出典をチェックするように促したりしていきました。

 画像は児童が集めた資料を話し合いながらプレゼンテーションソフトにまとめている様子です。5年生は児童が自分の得意や必要に応じて、PowerPoint・Word(Microsoft)・Keynote(Apple)・発表ノート(SKYMENU Cloud)等のアプリ・ツールを選んで学習していました。またそれぞれのツールを共同編集しながら、役割分担したり助け合ったり(アドバイス・サポート等)しながら、学び方を自分たちで調整する力が少しずつついてきたのを感じます。

 担任からは「図書資料の表やグラフでは分かりにくい部分があるから自分たちでグラフをつくった!」と話したグループもあったと聞きました。総合や算数の時間に、Excel(Microsoft)やPages(Apple)を活用して、グラフを作成する授業をしていたことが、国語科の学習で活かされていたのが嬉しいですね。(教科横断的な学び)

 学習の最後は授業参観でのプレゼンテーションです。自ら課題設定・問題解決・発信方法を選んで作成してきたスライドを、児童自ら大型モニタに投影・操作しながらプレゼンテーションをすることができました。1年間の5年生の児童の情報活用能力の高まりを感じた授業参観になり、保護者の方だけでなく、職員室でも児童らの成長を喜び合うことができました。

 画像は授業参観での様子、算数の学習でExcel(Microsoft)を使ってグラフを作成・比較・分析している画面です。