3年生は12月に体育科ベースボール型運動としてキックベースに取り組みました。画像はキックベースのルール確認をしているところです。運動が苦手な児童もベースボール型運動になじめるように、3年生や教科ICT推進委員会の教員でオリジナルのルールを作成しました。(※事前に教員が運動場に集まって実際にプレイしてから、ルールの改善点等を話し合い作成しています。児童の立場や気持ちに立って研究をしています。)

 ボール型運動におけるICT活用は児童の動きがあるため難しいのですが、3年生の児童は上手にタブレットを活用してくれました。画像はプレイしている動画を攻守に分かれて撮影し、SKYMENUCloudにアップロードし、「良い攻めや良い守りは何だろう?」と話し合っているところです。数分前に撮った動画をもとに話し合うので、意見交流が活発になりました。自分たちが考えた作戦がうまくいったか・改善するのはどこか等について話し合っていました。

 1人1台タブレットの配備により児童による動画撮影が日常的になりつつあります。

 また3年生はキーボード入力(タイピング)にも意欲的に取り組んでいます。12月はキーボードのない状態でローマ字入力(デジタルコンテンツ利用)をすることで、ローマ字の規則性を習得しました。1月は習得したことを活用してキーボード入力(タイピング)を始めています。

 画像は本校メディアセンター(旧パソコンルーム)にて、タイピングソフトを使って、キーボード入力やマウス操作に取り組んでいるところです。スマートフォンやタブレットの普及により、家庭にキーボード付きのパソコンがない児童も増えています。初めてマウスを触る・初めてキーボードを触る児童は、とても喜んでマウス操作やキーボード入力に取り組んでくれました。今後、1人1台タブレットを活用して生産性の高い学習活動を実現するには、キーボード入力の速度や正確性の向上は特に重要です。その素地を3年生段階から、メディアセンターを休み時間に部分的に開放する等して徐々に育んでいきたいと構想しています。

 最後にお楽しみ会の様子(2学期末)を紹介します。3年生や4年生の複数の学級で「タブレットを使ってクイズをつくりたい!」「みんなに自分が描いたイラストやつくったゲーム(プログラミング)をしてもらいたい!」という声が児童から上がり、SKYMENUやMicrosoft PowerPointやApple Pagesによるスライド作成や発表、Viscuitやscratchによる作品公開等がありました。また4年生のある学級では、お楽しみ会の企画ごとにチームを作成したいとの児童の声を受け、担任とスマスク担当でチームを作成し(MicrosoftTeamsのプライベートグループ)、オンライン上で打ち合わせやアイデア出しをしている様子も見られました。

 児童が自ら主体的にICTを活用したいという動きに、その想いを担任・担当教員が後押しするような景色が、校内で見られるようになってきました。

 3学期は刀根山小の児童の主体性を大切にしたICT教育を展開していきたいと考えています。