11月のトピックス
生きものいっぱいの地球を守ろう~3・4年生 ESD学習講演会~
11月4日火曜日
3時間目に、3,4年生対象の『ESD学習講演会』を行いました。動物の研究や保護活動など、幅広い分野で活躍されておられる、安家叶子(あけかなこ)先生【一般社団法人Rooting Our Own Tomorrows/ROOTs 代表理事、国際自然保護連合日本委員会(IUCN Japan)副会長】をゲストティーチャーとしてお招きして、『生きものいっぱいの地球を守ろう』をテーマに、私たちの未来につながるお話を聞きました。
まず、“生物多様性”という難しい言葉を、児童が良く知っている生きものを通して教えてくださいました。「この動物は何かな?」「この中でたぬきはどれかな?」などクイズを出してくれたり、児童のつぶやきから話を広げてくれたりと、やりとりを大切にしながらお話を進めてくださいました。なんと、日本はたくさんの生き物が生息している、“多様性のホットスポット”なのだそうです。またすべての生きものたちは、互いに助け合って生きているのだということをカタツムリやサンゴ、ラッコを通して教わりました。
後半は、「今、たくさんの生き物たちがピンチです!!それはなぜかな?」と問題点についてのお話が始まりました。たくさんの児童が手をあげ、「人間が木を切ったりしているから。」「地球温暖化!」「海にゴミがたくさんあって生き物が食べてしまう。」など様々な意見が出てきました。これは、1年生から積み重ねてきたESDの取り組みの成果の現れですね。「すごくよく知っているね!」と叶子先生にたくさん褒めてもらいました。
最後に、「生きものがいない世界を想像してみよう。“自然の一部”としていっしょに生きることが大切なんだよ。」というメッセージを投げかけてくださいました。児童の振り返りには、「動物と人が仲良く暮らせる未来をつくっていきたい」「ごみのポイ捨てをなくした自然豊かな未来にしたい。」「今より生きものを減らさない未来をつくる」など、地球の未来と向き合おうとしている意見が多く書かれていました。4年生はこれから、図工にこの学習を繋げていくようです。
叶子先生にもらった“生物多様性”のバトンをしっかりと受け取り、未来へ繋いでいってほしいです。
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