洲到止八幡宮(すどうしはちまんぐう)におまつりされている神さまは、

遠いむかし、京都石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)からお使い鳩

のっておいでになり、この土地の人びとのくらしがうまくいくように

見守ってくださるようになった、という言い伝えがあります。

 村の人たちは、その神さまをあがめ、いい作物がたくさんとれますように、

家族の者が病気をしないで元気にくらせますようにと、四季おりおりに

おいのりをしてきたのでした。

 そのむかし、お宮は大小の木がいっぱいあって、とても静かなたたずまい

だったそうです。