外島(そとじま)は、旧庄本村の字名の一つです。このあ

たりは東から来た「小曽根用水」「吹田用水」が一つになり、

さらにすぐ南を流れていた神崎川の前川が合流していた場所で、

そこへ北の丁田樋門(ちょうだひもん)から落ちてきた水を

出していました。

 高川も天竺川も天井川になってしまっていたため、市域

南部を灌漑した用水の終着点は庄内南水門と、外島の樋門

2つでした。 

 

     外島樋門跡碑(大島町1丁目23)

 この辺りは、河口に近いため、水位によっては塩害にも気を

つける必要があり、東側に少し離れて「汐取」(しおとり)の

樋門がありました。

  この外島樋門は、庄内最古の樋門で、昭和5年(1930)まで

使われていました。