上の町・下の町洗い場(ちょうあらいば)碑
市道神崎刀根山線の南端部は、かつて「小曽根用水」と
「吹田用水」の2つの水路が並行して流れていたところです。
この用水路は排水が流れていましたが、流域で農業用水
として活用され、関係の村々の管理により普段は
きれいな水が流れていました。鯉(コイ)、鮒(フナ)、
鰻(ウナギ)などがおり、漁もできたといいます。
その終点に下の町洗い場(しものちょうあらいば)がありました。
ここには、その用水路に降りる足場があり、野菜や衣類を洗う
ために利用されていました。
下の町洗い場碑(大島町3丁目5)
洲到止(すどうし)には、もう一つ、洲到止八幡宮の近くに
「上の町洗い場」(かみのちょうあらいば)がありました。
洗い場は、「井戸端」と同様に社交の場でもありましたが、
水道の整備、普及にともない、昭和10年(1935)まで
洗い場として利用されました。
登録日: 2015年8月3日 /
更新日: 2017年5月12日