今日は全校朝礼がありました。まずは校長からの話。

先週行った避難訓練のあと話しきれなかったことを中心に話をしました。

「先日の避難訓練は、災害時「危険な場所」から「より安全な場所」へ避難する訓練です。一部戸惑ったところもありましたが、しっかり修正していきましょう。また、安全な場所へ避難した後、「家族との連絡方法、落ち合う場所」「ライフラインが止まった時の備え」など一度家で確認しておいてくださいと伝えました。南海トラフで大きな地震が30年以内に起こる確率は70~80%ともいわれています。一度身の回りの準備を確認しておきましょう。

さて、災害が起こった時に「自助」「共助」「公助」があるということを聞いたことがありますか。「自助」とは自分の命を自分で守る  「共助」は地域や身近な人たちがともに助け合って乗り切る  「公助」は、消防や警察などの機関が助けてくれる  ということです。大きな災害になればなるほど「公助」が届きにくくなります。そのため「自助」「共助」が大切になってきます。

先日行った避難訓練は、まず自分の命を守る「自助」です。

13年前の2011年3月11日東日本大震災が起こり津波で死者・行くえ不明者2万人を超す大災害になりましたが、その中にあって釜石では、ある中学校の生徒たちが大きな揺れが収まった後、日ごろの訓練により一斉に高台に向かって走り出しました。それを見ていた校舎の3階に避難していた隣の小学校の児童や地域の人たちも高台に向かって走り出し、多くの人の命が助かったという出来事があったそうです。「率先避難者たれ」ということが教えられていたそうですが、まず大きな災害が起こった時、どうすればいいのか考え、周りに流されずしっかり行動できるように日ごろから準備をしておきましょう。自分の命は自分で守る、これが「自助」です。

そして、この中学生が避難する過程で、小学生や保育園の子どもをサポートしながら避難したそうです。これがともに助け合う「共助」です。

以前地域の方から、今から6年前の2018年(平成30年)6月18日7時58分に起きた大阪北部地震の時のことを聞きました。ちょうど通学時間帯だったので、小学校へ通学していた小学生が地震で17中に避難してきたそうです。揺れが収まってから怖がっていた小学生を中学生が小学校に送ってきてくれたという話を聞きました。これが共助ですね。

地域の方も言ってましたが、あの時中学生が頼もしく見えた。いざ災害が起こった時、中学生として、「助けられる人から助ける人へ」となってほしいともおっしゃってました。」

 

校長の話の後、今日から始まる教育実習生の自己紹介をしてもらいました。

国語科の教育実習生 担当学年1年生「とても緊張していますが、17中のみなさんに会えることを楽しみにしていました。3週間よろしくお願いします。」

社会科の教育実習生 担当学年2年生「短い間ではありますが、生徒のみなさんとともに学びあえるような授業づくりを行っていきます。よろしくお願いします。」

英語科の教育実習生 担当学年1年生 「とても緊張していますが、みなさんに会えるのを楽しみにしてきました。3週間という短い間ですが、授業でも授業以外でもたくさん話しかけてください。よろしくお願いします。」

教育実習期間は3週間です。その間授業はもとより学校生活のいろいろな場面、クラブ活動にかかわっていってもらいます。よろしくお願いします。