学校だより13号
であいとつながりをもとめて 平成30年(2018年)12月20日
チャレンジできた2学期でしたか
いよいよ明日(21日)、2学期終業式を迎えます。みなさん一人ひとりにとっての2学期は、どうだったでしょうか。この間、三者懇談会がもたれ、そのあたりのふり返りは、先生と保護者の方と向き合い、しっかりできているものと思います。また保護者の方には、お忙しい中、懇談の時間をとっていただきありがとうございました。それぞれに頑張りや課題があったと思いますが、次につながるような助言をしていただけたらと思います。
さて、この2学期は大きな行事や活動がありましたが、学校スローガンであげている「自治の力と仲間づくり」を深めることができたでしょうか。何といっても2学期のスタートは、体育大会でした。雨に少し翻弄されましたが、六中グランドのすごさと先生方の努力で、本番は予定通りの日程で行うことができました。そして競技や応援、運営に至るまで、まさに生徒会スローガンどおり、一人ひとりが「チャレンジ」精神で取り組み、「仲間とともに今より先へ」すすむんだという気持ちにあふれていました。今年の体育大会も、「六中らしさ」をしっかり発揮した、素晴らしい内容のものとなりました。
体育大会終了後は、後期の活動に入りましたが、各学年の課題に応じた取り組みがすすんでいきました。また生徒会でも後期の役選が行われ、新しい体制のもとで生徒会スローガンの思いを引き継いで活動がすすめられていきました。そんな中、生徒総会の協議の中で「仲間とは何か」との問いかけがありました。私は、昨年行われた創立70周年の取り組みの中で、20数年前に生徒会執行部で活動していた神麻さんの話の中でも、この「問い」を考え続けた六中での3年間だったという話を思い出しました。「自治の力と仲間づくり」を大切にしている六中といいましたが、その意味するところを一人ひとりが、自分自身に「問いかける」ことなしに、取り組みはすすんでいかないものだと思います。3学期に向けて、問いかけに対する自分なりの「答え」を具体的に形にしていけるようにしてほしいものだと思います。
冬休みを有意義に過ごすために
さて冬休みに入ります。年末年始は、何かとあわただしい時期ですが、2学期をふり返って「変わりたい自分の姿」があるのならば、この機会に具体的に始めていってほしいと思います。
1年生は、「ちがいを知り、それを認め合い、助け合う」ことをめざして、サンフェイスさんのお話を聞き、校外学習に取り組んできました。一人ひとりの持ち味を否定するのではなく、そこを認め、苦手な部分を支えあっていく。それが仲間ではないかというサンフェイスさんの「問いかけ」に対して、自分自身はどのように考動できたでしょうか。
2年生は、何といっても職場体験学習。12月12日(水)には、各事業所ごとのグループに分かれて1年生の教室に出向き、体験の内容やそこでの気づきや学びについて報告をしていきました。「しんどかったけれど、子どもたちの笑顔や『ありがとう』の言葉で元気が出た」等の思いをしっかり伝えていました。1年生はそんな話を聞き、次年度に向けて思いを巡らせたのではないでしょうか。
3年生は、もちろん「進路」に向けての取り組みでした。中でも11月30日(金)には、70期生の先輩から、高校のことや受験に向けた心構え等の話を聞きました。「公立受験に失敗した時の辛かった思いや、それでも今私学にいって頑張っている今の気持ち」等を語ってくれた先輩もいて、とても勇気をもらえる話がいっぱいだったと思います。いよいよ受験校に照準をあて、しっかり「自分から」頑張ってほしいと思います。
年始には、一人ひとり自分なりの夢や目標をしっかり立てて、「今年は、○○を頑張るぞ!」との思いをもってスタートしてほしいと願っています。1月8日(火)の始業式には、みんなが元気な顔でまた学校に来てくれることを願っています。充実した冬休みを過ごしてください。
クリーン作戦 ご苦労さまでした
六中の伝統行事となっているクリーン作戦が、12月15日(土)に行われました。六中で大切にしている「自治の力」は、30数年前に「自分たちの学校だから、自分たちできれいにしよう。」と生徒会執行部の呼びかけで取り組まれた「クリーン作戦」がスタートです。その思いをしっかり引き継いで、「現在」に至っています。この日は穏やかな天候にも恵まれ、早朝より生徒会執行部や整美委員会の生徒たちを中心に準備に入ってくれました。そして10時からは、多くの生徒たちが集まってくれて、校内及び学校周辺の草抜きやゴミ拾い等に取り組みました。昨年に引き続き、庄内小の放課後子どもクラブ「すぎのこ学級」の子どもたちも参加してくれました。また並行して、これも恒例の「もちつき」を行い、生徒たちは疲れもみせずに?頑張ってもちをつく姿もみられました。掃除を終えた後の「おもち」は最高だったと思います。ご苦労さまでした。また朝早くから、保護者の方や地域の方々も、たくさん応援にかけつけてくださり、何とか無事に終えることができました。本当にありがとうございました。
十中との統合に向けても動いています
あと1年3か月後には六中は閉校となり、十中と統合されて、新しい中学校が生まれます。いまの1年生は、3年生の時に統合を迎え、その中学校の1期生となるわけです。
3年生になって、六中生と十中生がいきなり「初顔合わせ」では、中学校生活がうまくいかないのではないかということで、交流を始めていくこととなりました。11月15日には、六中・十中合同でボランティア活動をしました。庄内商店街や駅前の道路などの清掃活動をグループに分かれ、六中生と十中生が一緒になって活動をする形をとりました。最初は、少し緊張気味でしたが、活動をすすめていく中で、お互いに声かけあったりする中で、打ち解けてきたようです。最初の一歩としては、よかったのではないかと思います。
◆私は、十中の人たちとうまく交流できるか不安でしたが、十中の人たちが明るく接してくれたおかげで仲良くなれました。このボランティア体 験のおかげで、十中との合体の不安が少しなくなりました。そうじはしんどかったけど、この活動は、将来に必ず役に立つと思います。(六中 1年生)
◆今日は、一緒にそうじできて楽しかったです。最初はしゃべれるか心配だったけど、帰り道にしゃべれたので、うれしかったです。次、六中生と十中生で何かすることがあれば、いろんな人と交流したいです。3年生になって、みんなと合併するときを楽しみにしています。(六中 1年生)
◆初対面の人が多かったけど、積極的に声をかけていったら、みんな話してくれて結構仲良くできたかなと思います。またこのような機会があれば、六中と十中で協力していきたいなと思いました。(十中 1年生)
◆あまり六中の人としゃべれなかったけど、みんなと協力してそうじすることができて、とても良かったです。次も六中と何かする機会があったら、積極的にしゃべりかけようと思います。(十中 1年生)
今回の交流の経験を活かし、引き続いて3学期にも合同で高校の出前授業を受けていこうと計画をすすめているところです。
まずはお互いに「知る」ことが何よりも大切であると思っています。
【連 絡】
(仮称)北校&南部コラボセンター建設に伴って「地質調査」をする関係で、六中のグランドや中庭等のボウリング調査が始まっています。(~1/10頃まで)深い所では40mをも掘るということで、安全面には十分注意をして行っていただいているところですが、授業やクラブ活動に若干支障が出るものと思われますので、ご理解よろしくお願いします。
合わせて、ブロック塀の取り壊し及びフェンスの付け替え工事も同時並行で行われています。これは、震災でブロック塀倒壊による被害があったことをうけて、豊中市の全小中学校でこの工事がすすめられているものです。少し不便をきたすことがあります(~2月初めまで)が、ご理解のほどよろしくお願いします。