教科書を活用して、学びを「つなげる」授業づくり 

― 答えを求めた「その先」にある、見方・考え方 ―

今回の校内研修では、立命館小学校より一色裕亮先生を講師にお招きし、「教科書を活用した『つながる』授業づくり」「教科書から読み解く『系統性』」について学びました。

「教科書を使う」というと、教科書に書かれていることを順番に進めていくイメージがあります。しかし、今回の研修では、教科書を子どもたちの学びを広げ、深めるための大切な教材として捉えることが大切だと学びました。

◆ 「答えを出す」だけで終わらない

研修では、4年生の算数「面積」を題材に模擬授業を行いました。

一つの図形の面積を求めるために、子どもたちは、

  • 図形を分ける
  • 図形を動かす
  • 大きな図形から引く

など、さまざまな方法を考えます。

大切なのは、「いろいろな方法があって、みんな違っていい」で終わらせないこと。

「それぞれの方法に共通していることは何だろう?」

と考えることで、子どもたちは、それぞれの考えをつなぎながら、算数の大切な「見方・考え方」に気付いていきます。

答えを求めた「その先」に、学びの深まりがある。

ということを、実際の授業を通して体験しました。

◆ 教科書は「学びのアイテム」

教科書には、これまでの学習とのつながりや、子どもたちが考えを広げるための工夫がたくさん込められています。

教科書をそのまま「教えるためのもの」として使うのではなく、

「なぜ、ここにこの問題があるの?」
「この考え方には、どんな共通点がある?」

と、教科書を読み解くことで、授業の新たな可能性が見えてきます。

また、子ども自身が教科書を使って考えたり、困ったときに教科書に戻ったり、さらに「教科書を超えて」新しい方法に挑戦したりすることも、学びを深めることにつながります。

◆ 学びは、学年を越えてつながっている

算数の学習では、これまでに学んだことが、形を変えながら次の学年の学習につながっています。

「2年生のときには分からなかったことが、4年生になったら見えるようになった。」

そんな「学び直すことで分かるようになる経験」も、子どもたちの成長を実感する大切な機会です。

今回の研修を通して、私たち教職員も、日々の授業の中で子どもたちの考えをつなぎ、これまでの学びとこれからの学びをつなぐことの大切さを改めて考えました。

これからも、子どもたちが

「分かった!」
「あっ、そういうことか!」
「もっとやってみたい!」

と思える「あっ!」の瞬間が生まれる授業をめざして、教職員みんなで授業づくりに取り組んでいきます。