7月21日(火) 豊中市教育委員会 末廣指導主事を講師にお招きして「学習評価」に関する校内研修を実施しました 。

 

~子どもの学びを支える「学習評価」の在り方について~

「学習評価を子どもの学びと教師の授業改善につなげる」ことをテーマに校内研修を行いました。

今回の研修では、「評価は成績をつけるためだけのものではなく、子どもの成長を支え、教師自身の授業改善にも生かすもの」という考え方について学びました。

主な内容

■1.学習評価の目的を再確認

学習評価は、子どもの学習状況を把握するだけでなく、

  • 子どもが自分の学びを振り返り、次の学習につなげること
  • 教師が指導方法を見直し、授業改善につなげること
    を目的としていることを確認しました。

■2.さまざまな評価の役割

研修では、目的に応じた評価について整理しました。

  • 診断的評価…学習前の実態把握
  • 形成的評価…授業中に子どもの理解を確かめ、その場で指導に生かす評価
  • 総括的評価…単元末や学期末に学習の成果を確認する評価

特に形成的評価では、授業中の発言やノート、振り返りなどを活用し、子どもへの素早いフィードバックが重要であることを学びました。

3.評価と授業は一体

評価は授業の最後に行うものではなく、授業づくりの段階から計画することが重要です。

  • どの場面で何を評価するのか
  • 子どものどんな姿を見取るのか
  • 評価を次の指導へどう生かすのか

を単元全体の中で考えることの大切さを確認しました。

4. 「主体的に学習に取り組む態度」の評価

主体的な態度は、「意欲がある・ない」で判断するものではありません。

子どもが

  • 自分の学びを振り返る
  • 学習方法を調整する
  • 粘り強く取り組む

といった姿を継続的に見取り、支援していくことが重要であることを学びました。

5. 振り返りを学びにつなげる

子どもの振り返りは書いて終わりではなく、

  • 前回の振り返りを授業の導入で活用する
  • 子ども同士で共有する
  • 教師が次時の授業改善に生かす

など、学びをつなぐ手立てとして活用することの有効性について学びました。

6. ICTの活用

振り返りや学習の記録をICTで蓄積することで、

  • 子ども自身が成長を実感できる
  • 教師が継続的に学習状況を把握できる

など、自己調整学習やポートフォリオ評価にもつながることを確認しました。

【演習】

5年生社会科「自然災害から人々を守る」の単元を題材に、具体的な評価計画を立てるグループ演習を行いました。

  • どの時間で何を評価するか
  • 教科書のどの場面で評価するか
  • 評価規準をどのように設定するか

についてグループで話し合いました。

授業の流れと評価を一体的に考えることで、評価を授業改善へ生かす視点を深めることができました。


今回の研修を通して、評価は子どもの成長を支えるためのものであり、教師の授業改善につながる重要な手立てであることを改めて確認しました。

 

「評価には終わりがない」という言葉があったように、評価をして終わりではなく、その結果を次の指導(プラン)に生かしていくPDCAサイクル(カリキュラム・マネジメント)を回し続けることが重要です。

今回学んだことを日々の実践に落とし込み、子ども一人一人の学びを丁寧に見取りながら、子どもたちが「分かった!」「できた!」と実感できる授業づくりと主体的に学ぶ子どもの育成に教職員一丸となって取り組んでまいります。