創立当時の学校

小学校ができるまで

 江戸時代から明治の初めにかけて、村の子どもたちは寺子屋で勉強しました。明治の初めは、学問の好きな左分利四平さんという人が、民家を使って「読み、書き、そろばん」などを教えておられました。勉強中は勝手なおしゃべりは許されず、きちんと正座したままで教えてもらっていました。

昔の学校生活

 学校ができはじめた頃は、学校で勉強することがそれほど大事だとは思われていませんでした。多くの家では、子どもでも家の仕事や近所の子守や手伝いなどをして働かなければならなかったので、学校に行かない子どももたくさんいました。また、入学しても1、2年でやめる子どもも多く、特に、女の子は早くやめて、裁縫を習ったりしました。

 勉強は「読み方・書き方・算術」でした。上級になると、「作文・地理・歴史」も勉強しました。

 上級の人は、先生の手伝いをし、下級生を教えていました。