であいとつながりをもとめて

 

                                                                       

あけましておめでとうございます

 昨年は、第六中創立70周年の年ということで、何かにつけ「70周年」の冠をつけて取り組むことが多かったように思います。そこでは、「伝統をうけつぎ 未来をつくる」というテーマで、六中が大切にしてきた「自治の力と仲間づくり」の魂を南部再編に伴う「魅力ある学校づくり」に引き継いでいってほしいという願いが強く込められたものでした。

ノンフィクション    平井 堅

描いた夢は叶わないことの方が多い

優れた人を羨んでは自分が嫌になる

 

浅い眠りに押しつぶされそうな夜もある

優しい隣人が牙を剥いていたり

 

惰性で見てたテレビ消すみたいに

生きることを時々やめたくなる

 

人生は苦痛ですか? 成功が全てですか?

僕はあなたに あなたに ただ会いたいだけ

みすぼらしくていいから 欲まみれでもいいから

僕はあなたの あなたの 本当を知りたいから

響き消える笑い声 一人歩く曇り道

僕はあなたに あなたに ただ会いたいだけ

 また昨年12月8日に実施された「中学校南部ブロックPTA研究大会」で、「貧困とひとりぼっちのないまちづくり」というテーマで、子どもソーシャルワークセンターの幸重忠孝さんの話を聞く機会がありました。児童養護施設で育った子どもたちとのかかわりや、スクールソーシャルワーカーとして見えてきた子どもの貧困の問題等について、具体的な取り組みも含めて語られました。そこでは、この南部の子どもたちの実態とも重なる部分も多く、今後南部再編の動きの中でも「教育と福祉」との連携の課題はしっかり取り組んでいかなければならないと改めて感じるものとなりました。

さて今年は、その南部再編の動きが加速していく年となることと思います。子どもたちにとって、よりよい教育環境を整えていくために、地域・家庭と学校が協働して取り組んでいきたいと思います。

 一人ひとりが強いつながりをもてる学校

  これは、12月25日(月)に実施した「六中・十中生徒会交流」で話し合われ、次年度の生徒会活動のテーマとして決められたものです。

  この日は、六中生徒会執行部12人および十中生徒会執行部10人が、六中多目的室に集まり、交流会をもちました。六中生、十中生が混じったグループを作り、自己紹介の後「こんな学校がいい!」というテーマで話し合いました。そこでは、それぞれの学校のいいところ、課題となっているところをふまえた「こんな学校にしたい」との話が積極的に出されていました。その内容をふまえて、六中・十中が共通して取り組んでいく次年度の「生徒会活動のテーマ」を班ごとで話し合っていきました。班ごとで意見をまとめて出されてきたテーマの案は、「積極的に自分から行動する」「生徒の意見が反映される学校」「強いつながり」「全校生徒が一つになれる学校」というものでした。班の発表を聞いていると、六中が大切にしてきた「自治の力と仲間づくり」のキーワードと重なっているなと感じました。その後、全体で意見交流をした結果、次年度のテーマは「一人ひとりが強いつながりをもてる学校」と決まりました。これを受けて、次年度は「あいさつ運動」をはじめとして、生徒どうしはもちろん、教職員、地域、保護者の方々との「つながり」を深くもっていけるような取り組みをすすめていくことを確認して、この日は終わりました。お互いの学校の良さや課題も知れて、統合に向けて学校をつくっていく方向性が出されたいい交流会となったと思います。

 ひきつづき、様々な面で交流をすすめていけたらと感じました。

 

 十中との統合に向けては、生徒会の交流だけでなく、吹奏楽部においても「ふれあいフェスティバル」で合同演奏に取り組んだり、クラブではサッカー部が合同チームを組んでいるところです。教職員においても、各教科や支援の先生方の交流を12月22日に始めました。今年は、そんな取り組みを大きくすすめていくべき年となると思います。そして、生徒会執行部が合同で話し合った「一人ひとりが強いつながりをもてる学校」づくりを、私たち大人がその実現に向けてしっかりサポートしていきたいと考えていますので、今年もよろしくお願いします。