熊野田と街道


 熊野町のメーンストリートは、かつて箕面の勝尾寺(かつおうじ)までつづいていた勝尾寺街道です。街道沿いには昔の造りのままの建物が今でも残っています。また、街道の一角に寄せ地蔵があります。この寄せ地蔵は不思議にも道の真ん中にあり、しかも、地下にもたくさんの地蔵が埋まっているとか。道の真ん中にあったので、動かそうとしたら何か悪いことが起こるかもと、元どおりにしたといわれています。勝尾寺街道のほか、熊野田道(くまんだみち)もあり交通の要所でもあった熊野田。 なんでもその昔、坂道の脇の竹やぶにタヌキやキツネがすんでいて、人びとをよくばかしていたといわれています。

よせじぞう