たぬきち 誰もが仲良く笑顔になるために・・・

 10月24日「障がい者理解学習会」を、低・高学年に分かれて実施しました。講師は元豊中市立小学校長 岡田賢二先生です。「誰もが仲良く笑顔のなるために」をテーマに、ご自身の体験を通して”相手を思う気持ちの大切さ”についてお話して頂きました。学習会中、子どもたちは話をしっかり聞いています。特に反応があったのは講師ご自身の話のときでした。先生は生まれたときから左腕と右手に障害があります。小学校入学当初にはクラスの子から嫌な言葉を言われたのですが、そのとき先生のことを受け止めて傍に居てくれた子がいました。心救われる瞬間だったそうです。また、中学校入学後にクラブでバスケットボール部に入部希望を出したら、顧問からバスケットボール部より他のクラブの方が向いているのではと言われ・・(なんで?)、それでもバスケットを押し通し中学校では大阪府大会で準優勝、高校ではキャプテンを務められるなど好きなバスケットをやり抜かれたお話でした。子どもたちからも「おおーっ!」と声が上がりました。腕や手にハンデがあったとしても、見た目だけでその人のことを可哀そうと決めつけるのは間違いだと。自分にとっては、これが普通で、バスケットボールを楽しんでこれたのだからと。受け取る側は、相手を思いやる気持ちを持ちつつ、あるがままに受け止める心を持つことが大切だと思いました。心に残る45分間でした。新田南が色々な人にとって、優しい街であるためにも、引き続き子どもたちと一緒に考えていきたいと思います。