大阪府HP こころのケアより抜粋

新型コロナウイルス感染症に関する心のケアについて
 

                                                   豊中市立庄内さくら学園中学校

  新型コロナウイルス感染症(coronavirus disease 2019:COVID-19)が、日本においても拡大しています。COVID-19は、飛沫感染と接触感染によって人から人へ感染し、潜伏期間を伴うと言われていますが、まだ十分に解明されてはいません。また、無症状の感染者や潜伏期間の感染リスク、有効な治療法がみつかっておらず、対症療法しかないことなどから、不安が広がっています。いろいろな情報が流れ、学校や幼稚園の休校・休園、イベントの中止、休暇取得や休業・失業など、大きな影響が出ています。このような危機に直面すると、こころやからだ、行動に変化がみられることがあります。
 大人も子どもも、心身ともに良い状態で過ごすために役立つ情報をご紹介します。

<こころや体、行動の反応について>
 このような危機的な状況では、こころやからだ、行動に変化がみられることがあります。これらの変化は、特別なことではなく自然なことである、と知っておくことが大切です。
〇大人の場合 
 ・不安や恐怖、不眠、いらいら、落ち着かなさ、気分の落ち込み
 ・実際の感染には関わりなく、体の不調が感染のせいだと考える
 ・頭痛や腰痛、めまい、肩こり、食欲不振
 ・外出を避ける、飲酒量・喫煙量の増加等
〇子どもの場合 
 ・腹痛や頭痛、不眠、食欲不振などの身体症状
 ・いつもより泣いたり、大人にしがみついて離れない
 ・急に幼い言動をしたり、夜尿、お漏らし、わがままになるなど、赤ちゃん返り 
 ・遊びの中で起きている出来事を再現する等

<不安を軽減、感染予防と安全な環境づくり>
 まずは、信頼できるところから正しい情報を手に入れましょう。不安を大きくしないため、出来事に関連したニュースや映像を繰り返し見ることを避けます。
 そして、今、私たち一人一人がやれることを理解し、実行しましょう。
    ・手洗い、咳エチケット
    ・アルコール清拭
    ・定期的な換気
    ・体調が悪いときは外出を控える

<こころとからだの健康を保つために・・・>
〇マイペースを心がけましょう
 ・不安な時のこころと体の反応は、時間の経過とともに、少しずつおさまっていくことがほとんどです。自分が弱いと思ったり、早く乗り越えなければいけないと焦ったりしないことが大切です。                                 
 ・回復の仕方や早さは、一人ひとり違います。自分のペースにあわせ、がんばりすぎないようにしましょう。
〇気持ちとからだをいたわりましょう
 ・十分な休息をとることが必要です。適度な食事と十分な睡眠を心がけましょう。
〇自分の生活を取り戻しましょう
 ・小さなことからでもかまいません。あなたの日常生活に少しずつ戻りましょう。
○体験したことや気持ちを分かち合いましょう
 ・自分の気持ちや反応について、信頼できる人に話すことが回復の助けになります。

<それでも不安・ストレスを抱え、日常生活に支障をきたす場合>
○専門家に相談しましょう
 【大阪府こころのケアなどに関する相談窓口】
   TEL 06-6607-8814(直通) 相談時間 9時30分から17時(土日・祝日を除く)
 【豊中市こども総合相談窓口】
   TEL 06-6852-5172 相談時間 24時間
 【とよなかっ子ダイヤル】
   TEL 0120-307-874 相談時間 24時間365日
 【24時間子どもSOSダイヤル】
   TEL 0120-0-78310(直通) 相談時間 24時間365日

<新型コロナウイルス感染症の発生に伴った、相談窓口が設置されています>
 【豊中市 相談窓口 06-6151-2603】平日、午前9時~午後5時15分まで
 【大阪府 相談窓口  06-6944-8197】平日、午後5時15分~午前9時まで
                     および土曜・日曜・祝日
 ○以下症状がある人はすぐに病院に行かず、まず相談窓口にTELしましょう
   A 風邪の症状や37.5℃前後の発熱が4日程度続いている。
     B 強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある。  

 

最後に・・・
 まだまだ見通しが立たず不安な事も多いですが、先を案じて不安になりすぎないように、今できることをじっくりと取り組んでいきましょう。一人ひとりの判断・行動が大切になります。一緒にこの困難な時期を乗り越えましょう。

 

以下の情報も参考にしてください。

こころのケアについて [3171KB pdfファイル]