親子理科連続講座「大気圧博士になろう]2

 7月6日(土)豊中市教育センターにおいて親子理科連続講座

「大気圧博士になろう」の2回目が行われました。 

 

 

講師は、元高等学校物理科教員

 江角 陸(えすみ たかし)

 先生です。

 

 

 

 

第2回目のテーマは「大気圧と力比べをしよう」です。

 

初めに、ペットボトルの中の空気の移動を行いました。ペットボトルに

真空ポンプを取り付け中の空気を抜いていくと、ペットボトルは

ぺっちゃんこになってしまいました。

 

 人も風船もペットボトルもすべての物は、空気の粒がぶつかることに

よって力を受けています。空気を抜くとペットボトルの内側からぶつ

かる空気の粒が少なくなるので、外側からのぶつかる力に負け、

つぶれてしまいます。

 この後、減圧の実験を3つ行いました。

 

真空ポンプで手のひらなどを

吸っています。

少し痛いです。

 

 

 

 

筒の一方にラップをくっつけて、真空ポンプで減圧していきます。

耐え切れなくなるとラップが裂けます。

この時、大きな破裂音が聞こえます。

突然大きな音がするので、みんなびっくりしていました。

 

 

ガラス容器の中に、ゴム手袋が入って

います。これを外に出そうとするので

すが、なかなか引っ張り出すことがで

きません。

 

 

 

次に、60℃のお湯を3分の1ほど入れた容器の空気を真空ポンプで抜いていきます。

容器内の気圧が下がると、驚くことに、水は沸騰を始めます。

60℃の水温でも周りの大気圧によって沸騰する温度が変わるのです。

 

筒の中にマシュマロを入れて、空気を抜いていくと?

マシュマロは大きくなっていきます。大きくなったマシュマロを

取り出して食べようと、筒から出すと、残念なことに元の大きさに

もどってしまいました。

 

 最後に、マグネブルグの半球の実験を行いました。板と半球を

くっつけて半球内の空気を抜いていきます。

脚立にマグネブルグの半球を結び付けて、ぶら下がります。

子どもたちが次々とぶら下がっても、びくともしませんでした。

 

今回は、大気圧の強さを感じる実験をたくさん行うことが

できました。 

 

次回第3回は、7月13日に行います。