かなしい思い出


 昭和9年(1934年)9月21日に関西地方をおそった室戸台風のため、本校では、稲久保正夫校長先生をはじめ、5人の児童が亡くなりました。
 その日は朝から強い雨風が吹いていましたが、子どもたちは、傘が飛ばされないようにして、いつもの時間に登校しました。しかし、授業が始まると、急に雨風が強くなり、瓦が木の葉のように飛び、木造の校舎がものすごい音とともに倒れました。下敷きになった多くの児童の中で5人の児童が亡くなりました。そして、児童を抱きしめながら校長先生も亡くなりました。
 本校では毎年、この教訓を学習し、風水害避難訓練を実施しています。

風水害碑