熊野田の指定文化財

 ★豊中市の指定文化財(個人の所有物件や文書、歴史資料、考古資料は除く)49件のうち6件が熊野田小学校区にあります。

 

国指定

重要美術品(旧法指定) 

石造三重宝篋印塔(せきぞうさんじゅうほうきょういんとう)<宝珠寺(ほうしゅじ)> 熊野町

 花山法皇(かざんほうおう)と佛眼上人(ぶつげんしょうにん)の墓塔といわれる石造二基。南北朝時代(1334~1392年)につくられたといわれる。

宝珠寺石造三重宝きょう印塔

 

市指定

有形文化財・彫刻 

金銅菩薩立像(こんどうぼさつりゅうぞう)<宝珠寺> 熊野町

 飛鳥様式で飛鳥時代後期のものといわれる。豊中市域最古の仏像。1年に1度(8月3日午後)しか拝観することができない。

 

有形文化財・彫刻 

木造彩色聖観音菩薩立像(もくぞうさいしきしょうかんのんりゅうぞう)<宝珠寺> 熊野町

 宝珠寺の本尊。平安時代後期のもの。行基菩薩の作といわれる。

 

有形文化財・工芸 

梵鐘(ぼんしょう)<佛眼寺(ぶつげんじ)> 熊野町

 天明6年(1786年)に作られた。竜頭(りゅうず)は日本式で、裾(すそ)部などの形式は中国式という古い趣を残している。「摂津州豊島郡熊野田村 佛眼禅寺」と書かれている。

仏眼寺梵鐘

  ↑この中に梵鐘があります。

 

有形民俗文化財 

八坂神社台額(だいがく)<八坂神社> 熊野町

 高さ5m、重量500kgの格調高い行燈(あんどん)。毎年10月9日の祭りに担がれる。4基のうち最古のものは天保14年(1843年)で、次に弘化2年(1845年)に作られている。他の2基は不詳であるが年代が近いと思われる。

八坂神社台額 八坂神社の台額2

 

無形民俗文化財 

八坂神社獅子神事祭(しししんじまつり) 熊野町

 秋祭りの獅子神事の舞。獅子頭は牛頭天王(ごずてんのう・祭神)を具現化したもので、「おてんさん」「おてんのうさん」とよばれている。年代は不詳だが、安永8年(1779年)9月に修補したとある。五穀豊穣(ごこくほうじょう)と家内安全・無病息災を祈って行われる。