寺内小だより 11月 キッズサポーター
先日の運動会、それぞれの学年の演技や競技はとても素晴らしかったと思います。
自分の走る番が回ってきて、出発合図のピストル音が鳴るまでほんの一時の子どもた
ちの緊張感。見ている私たちにもびんびん伝わってきました。
また、団体演技ではリズムに乗って楽しく踊れていました。素早い動きや隊形移動も
きれいにできました。腰を落としたチカラ強い動きに気持ちの入った掛け声、フラッ
グの動きもとてもきれいで、一体感のある素晴らしい演技でした。それぞれの学年や
クラスの仲間が一緒になって作り上げることができました。学校生活のいろいろな場
面で、ひとり一人の頑張りも、もちろん大事ですが、役割を分け合って、クラスのみ
んなが心を合わせ、いっしょになって取り組んでやり遂げたこと。とても大切な経験
だと思います。
■秋は社会見学に遠足のシーズン
運動会の後は、各種の出前授業や講演会、てらうち美術館と続きます。なかでも、
子どもたちが楽しみな社会見学や遠足が各学年ではじまりました。
4年生は大阪市立科学館、1年生は万博公園、2年生は海遊館、3年生は子ども科学館
や給食センターを見学の予定です。1,2年生は団体で電車に乗ることに慣れていない
ので、事前にサッカーゴールを電車の車両に見立てて、人に迷惑をかけないように車
内でのマナーについて先生からお話があり、安全な乗り降りの練習もして本番に備え
ました。
■認知症キッズサポーター養成講座に参加して
4年生が、緑地地域包括支援センターの皆さんによる出前講座を受けました。
これは認知症のお年寄りが困っているときに、やさしく声をかけたり、助けてあげたりと
認知症高齢者にやさしい地域づくりのための、認知症キッズサポーター養成講座です。
内容は、〇認知症とはどのようなもの 〇認知症の人の家族の気持ち 〇認知症の人と接
するときの心構え 〇サポーターの役割 〇介護用具の体験でした。
はじめに、子どもたちに、おじいさんやおばあさんの印象を聞くと、実にたくさんの声が
返ってきました。
・やさしくて何でも買ってくれる ・食欲がない ・髪の毛が白い ・几帳面 ・もの知り
・忘れがち ・ビール好き ・メガネをしている などと中には微笑ましい回答も。
また、子どもたちに認知症の理解を深めてもらうために、お昼ご飯におじいさんとソーメ
ンを食べたことを忘れてしまったおばあさんの話、雨の日に花に水やりをしているお年寄り
の話、孫に花を届けようと出かけて、何をしようとしたのかわからなくなったおばあさんの
話などを、紙芝居形式でわかりやすく説明をしていただきました。最後は歩行器や車いす、
歩行補助つえの福祉用具の体験をして終わり、参加者全員がサポーターカードや副読本、認
知症サポーターキャラバンのオレンジリングをいただき出前講座が終了しました。