2021年6月23日 ICT爛漫への道 情報教育の推進と研修 ( ICT支援員さんの活躍)
ICT支援員さんのお仕事(写真1) |
ICT支援員さん 授業支援(写真2) |
ICT推進委員会に参加(写真3) |
国の GIGAスクール構想(1人1台タブレット)の実現に向け、豊中市は全小中学校にタブレット端末配置をおえました。インターネット環境の影響を受けない携帯電話の通信回線を利用できるモデル(4G LTEモデル)で、ICTを活用した学び方改革を推進します。機種はiPadです。さて、豊中市教育センターではICTを活用した教育活動推進のため、学校への人材支援(ICT支援員さん)をおこなってくれています。
ICT支援員 ICT を活用した学び方改革を応援!
GIGA スクール構想とは全小中学校 1 人 1 台タブレット端末を整備し、ICT を活用した学び方改革を推進するものである。さて、テスト前日の22日。1年某クラスの英語はタブレットを使っての授業振りかえりであった。ソフトは2種類。ひとつは東京書籍のドリル、もうひとつはワークのQRコードを読み込んでのドリルであった。単語復習は音声付きなのでヒアリングに”ばっちり”と使える。生徒達は自分で問題を選んでチョイスする。英語教育は耳から入る。使い方に困れば「先生!」と手があがる。だが先生が困れば、ICT支援員さんの登場であった。
ICT支援員さんとはタブレット導入とほぼ同時に学校に配置されたICT関係のスペシャリストだ。そのお仕事は「授業内でのタブレット操作のサポート、タブレットを中心にICT機器の環境整備、先生方へのICT機器の操作研修、ネットワークやICT機器の不具合初期対応(写真1)・・・」等多岐にわたる。
支援員「4月からお世話になっております。週に3回、ICT活用に向けてのお手伝いをします。生徒の皆さんがタブレットを活用して学びの理解を深める事が出来るよう、また、先生がICT機器を効率よく使っていただけるよう、サポートさせていただきます(写真2)」
ICT教育推進のために・・・教員研修「GIGAスクール構想とこれからのICTを活用した学び」
6月18日金曜日各小中学校の情報担当者が研修のため教育センターに集うはずだったが、コロナ禍ということもあり、九中では校長室から校長と担当者がオンラインで参加した(写真3)。アプリ「Cisco Webex Meetings」を立ち上げての豊中市小中学校ICT教育推進委員会である。Ciscoのブレイクアウトセッションという機能をつかい、校区ごとのグループに分かれ各小中学校でタブレットをどのような場面で活用しているかを情報共有した。本校では、評価・進路説明会での動画配信、英語の宿題でパワーポイントを作成するために持ち帰り、また授業での調べ学習などに活用していることを報告した。とある学校では教室にタブレットを3台設置してリモート参観を実施していた学校もあった。参考になる。九中でも取り入れていけるものは取り入れていきたい。
園田学園女子大学 堀田先生の講義「GIGAスクール構想とこれからのICTを活用した学び」を聞く。講義の中で、これからの学習基盤となる資質能力とは「情報活用能力」「言語能力」「問題発見・解決能力である」というお話があった。受け手を意識した発表ができる。人の話を聞いて質問や感想を言うことができる。そのために1人1台タブレットの活用が時代に求められていると納得する。言語能力を伸ばすためにタブレットに踊らされる(タブレット依存・長時間操作・夜間操作等)のではなく主体的に活用していく。九中においてもICTの学びを共有し学びのスタンダードを築きあげていく。ICT推進委員会終了後、情報担当者はスカイメニュークラウドの発表ノートを利用して、授業ではもちろん朝礼などでも発表する機会が作れたらと考えていた。ICT爛漫(らんまん)が九中へ微笑んでいる。
学びやの 階段のぼる タブレット