2021年3月 2日 気になる公立入試問題 iPadにて社会学習(3年生)
「STF学習(主体的で対話的で深い学び)を目指して」
千里 九「社会の勉強って学校を出てからも役に立つ。心豊かに社会を見通す力を育む基礎を今、学んでいる」
社会:本時の目標(写真1) |
社会:iPadで作成中 (写真2) |
社会:目標の進捗状況 (写真3) |
新型コロナウイルスの感染拡大防止はワクチンで収束に向かうのか、いまだ動向ははっきりしませんが、3年生「社会」の動向ははっきりとしています。3年間の社会科振りかえりです。本日A棟3階界隈では主体的にiPadを使い、公立入試問題から「社会の要点」をまとめる3年生の姿が見受けられました(下写真)。社会科の授業では、「社会的な見方・考え方を働かせ、課題を追究したり解決したりする活動を通して・・・主体的に生きる平和で民主的な国家及び社会の形成者に必要な公民としての資質・能力の基礎を育成する」ことを目指しています(新しい学習指導要領の改訂のポイントより)。
新学習指導要領「社会」に向かって
-新学習指導要領では、これまでの学習指導要領の「確かな学力・健やかな体・豊かな心」を改めて捉えなおし、「何を理解しているか、何ができるか」(知識・技能)、「理解していること・できることをどう使うか」(思考力・判断力・表現力等)、「どのように社会・世界と関わり、よりよい人生をおくるか」(学びに向かう力・人間性等)の3つの柱が示されました-
さて、社会科の指導においても「何ができるようになるか」が具体的に明示された。既に習った内容と組み合わせ、勉強だけでなく生きていく中のさまざまな場面で社会科の「知識や技能」を活かせるようになって欲しいと新しい学習指導要領では謳う。社会の知識や技能は使うためにある。この目標を達成するために某クラス3年生社会では、タブレットを使った自ら深める学びに取り組んでいた。何をどうしたらいいの?先生!!アドバイスは惜しまないが、ある程度自分で考えることが大事だ。
iPadに触れフレーフレー ~公立入試問題を使って 中学3年間の社会を振りかえる~
社会科では「解答」が次の問題文になることはよくある。逆もまたありだ。そこで本時の目標(写真1)は「公立高校の入試問題解説を自分でおこなうことで、中学校の要点を振りかえる」であった。社会科というと暗記科目と思われがちだが、実際の社会ではその知識を使って、課題を設定したり、思考を深めることが必要とされている。今回の授業では、感染症の影響で今年出来なかったグループ学習を、新しい形で行ってみる「社会科学びの新様式」でもあった。iPadを使って公立高校の過去問から中学校で習った要点につなげ、まとめていく。インターネットから画像を探したり(写真2)、教科書をスクショする生徒もいる。進捗状況はモニターに映し出される(写真3)。時折、大写しにして良いところを指摘すると「お~!」と声が上がる。生徒の学びが繋がった瞬間だった。
担当教諭「主体的・対話的で深い学びが求められる時代だが、その柱に考えていた4人班でのグループワークが今は出来ません。ですが、ICT機器を使って工夫することで接触せずに子ども達の学びをつなげて深められたらと思っています。」
iPadで グループ学習 創る春