学校づくりに参加できたよろこび(少路小学校第1期生〈複数〉の回想)

「施設や教材だけでなく行事や伝統など、すべて何もない状態から始めなければならなかった。

先生方は、私たち児童を積極的に参加させてくださり、PTAの方々も一緒になって、学校づくりに汗を流した。

このとき、ともすれば忘れられがちになる、自分たちの学校や環境を自分たちでつくりあげてゆくという、ごく当たり前のことの大切さとよろこびを体得した。

このような環境の中で、学年を越えて人と人との絆ができ、あれから20年たち、結婚して少路から遠く離れた今でもずっと交流がつづいている。

自分の子どもにも、同じような体験をぜひさせてやりたい。」

 

 

 

(参考)

少路小学校創立10周年記念誌『島熊山に育つ子ども ~21世紀に向かってたくましく生きる子どもたちのしあわせをねがって~』

少路小学校創立20周年記念誌『少路の庭に育つ』

『新修 豊中市史』第10巻 学校教育(豊中市、2002年)805頁