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湯煎 蝋を溶かす(写真1)

色付け クレヨンを混ぜる(写真2)

完成 キャンドル(写真3)  

美術部4 ハンド・メイド・キャンドル   

 7月25,28,29日、美術部では、文化発表会展示作品作りの一つとしてキャンドルを作っています。ハンドメイドキャンドルです。自宅でも、アウトドアでも活躍できるアイテムで、キャンプのおそばに手作りの炎が灯ればちょっと、厳(おご)そかな雰囲気を、醸しだしてくれそうです。火を灯さなくても、机の上に置けば、心の火をともしてくれるハンドメイドキャンドルに挑戦しました。

 美 蝋(ろう) ハンドメイドキャンドルは、昨年から取り組んでいる課題である。美術専門店から、材料のパラフィンを購入した。パラフィンとは蝋の粒である。もちもち佐藤の餅ではなく、さらさらと砂糖のようなものである。これをスプーンでとって小瓶に入れ、お湯の張った鍋に入れるとパラフィンが溶け、無色透明の液体に変化する(写真1)。

 次に、クレヨンである。クレヨンは、カッターで細かく削っておく。蝋の粒を湯煎で溶かして、そこへ削ったクレヨンを投入!!すると色のついた蝋が出来る(写真2)。あとはどんなキャンドルに仕上げるかを考えて、何層かにしていくのだ。頭の中で色の完成形をイメージしておくのは、当然である。蝋燭のデザインは、ストライプ、マーブル、ブロック(写真3)の3パターンが基本で、削ったクレヨンを適当に混ぜてもきれいにはならない。偶然にきれいになる時もあるが・・・美術部員は偶然には頼らないもの。ろうは、美術部員の手により、美の蝋にかえろう になるのだ・・・。 

 フランス革命 ある部員は、ストライプを考えた。ストライプといえば、フランス革命である。1789年、王政と旧体制(アンシャンレジーム)が崩壊、封建的諸特権が撤廃された、あの市民革命である。

 まず、紙コップを用意する。中央に蝋燭の芯となる蝋づけしたたこ糸をおくのだが、これが難しい。コップの裏に穴を開け、糸を通す。ちょうどコップの中央にくるように。コップの飲み口部分の円に割り箸の橋を渡して、真ん中に固定すると、芯がぶれない(写真2)。次に、青・白・赤のトリコロールカラーだ。フランス国旗をイメージする。自由・平等・博愛のあれである。まず、削った青色のクレヨンを液体にいれ、混ぜる。できた青色の液体をゆっくり、2cmほど流し込む。カップ・ラーメンができるぐらいまで待つ。いや、5分?○ん兵衛ぐらいか。2色目の白、3色目の赤の手順は先ほどと同じである。○ん兵衛3回分ぐらい待つと、フランス国旗となる。それを乾燥させると固まる。で、次の日には、完全に固まっているので、紙コップをビリビリに破いていけば…3色のカラフルなキャンドルの完成である(写真左上)!!

部員「キャンドルづくりは、普段できないので良い体験になりました。クレヨンで作れるのも驚きでした。家でも材料さえあれば手軽に出来るので、今度やってみたいです。」

顧問「完成した作品を見つめる部員の笑顔がうれしいですね。色とりどりのカラフルなキャンドルたち…。クラブ部員の個性をそれぞれ表しています。最後に紙コップを破るまでどんな風に仕上がっているかわからないので、宝箱のフタを開けた時の喜びが味わえると思い、このキャンドル制作を企画しました。」

自由平等・博愛

フランス革命スローガン