H25(2013)親子理科連続講座「大気圧博士になろう」2
親子理科連続講座「大気圧博士になろう]2
7月6日(土)豊中市教育センターにおいて親子理科連続講座
「大気圧博士になろう」の2回目が行われました。
講師は、元高等学校物理科教員
江角 陸(えすみ たかし)
先生です。
第2回目のテーマは「大気圧と力比べをしよう」です。
初めに、ペットボトルの中の空気の移動を行いました。ペットボトルに
真空ポンプを取り付け中の空気を抜いていくと、ペットボトルは
ぺっちゃんこになってしまいました。
人も風船もペットボトルもすべての物は、空気の粒がぶつかることに
よって力を受けています。空気を抜くとペットボトルの内側からぶつ
かる空気の粒が少なくなるので、外側からのぶつかる力に負け、
つぶれてしまいます。
この後、減圧の実験を3つ行いました。
真空ポンプで手のひらなどを
吸っています。
少し痛いです。
筒の一方にラップをくっつけて、真空ポンプで減圧していきます。
耐え切れなくなるとラップが裂けます。
この時、大きな破裂音が聞こえます。
突然大きな音がするので、みんなびっくりしていました。
ガラス容器の中に、ゴム手袋が入って
います。これを外に出そうとするので
すが、なかなか引っ張り出すことがで
きません。
次に、60℃のお湯を3分の1ほど入れた容器の空気を真空ポンプで抜いていきます。
容器内の気圧が下がると、驚くことに、水は沸騰を始めます。
60℃の水温でも周りの大気圧によって沸騰する温度が変わるのです。
筒の中にマシュマロを入れて、空気を抜いていくと?
マシュマロは大きくなっていきます。大きくなったマシュマロを
取り出して食べようと、筒から出すと、残念なことに元の大きさに
もどってしまいました。
最後に、マグネブルグの半球の実験を行いました。板と半球を
くっつけて半球内の空気を抜いていきます。
脚立にマグネブルグの半球を結び付けて、ぶら下がります。
子どもたちが次々とぶら下がっても、びくともしませんでした。
今回は、大気圧の強さを感じる実験をたくさん行うことが
できました。
次回第3回は、7月13日に行います。