校章てきたっこ 10月8日号

学習発表会

 9月27日(金)、学習発表会を行いました。体育館トイレ改修工事のために南門からの出入りとなり、ご不自由をおかけしました。(この工事は2月まで続きますので、運動会の時にも南門からお越しいただくことになります。)

 初めのことばに続いて一番目のプログラムは、4年生の『リバー サイド ミュージック』。合唱や合奏を交えた楽しい音楽劇でした。

 タンバリンが響くタンバ王国とカスタネットが鳴るカスタ王国。二つの国の間に流れる川に水が湧き出すように両国の村人たちが心を一つにして素敵な音楽を創りました。映画館で見かける『映画泥棒』の取り締まりやテーマパークのキャラクターに似たテキタオンズも出て来て、劇を盛り上げてくれました。

4年生演奏のようす

  二番目は2年生の『ニャーゴ』。国語の教科書に出てくるお話を大きな声で、気持ちをこめて群読や歌で発表しました。自分で作ったかわいらしいお面をかぶって、役になりきって生き生きと表情豊かに発表していたのが素晴らしかったです。手に持っていた桃がとてもおいしそうに見えました。小学校に入って初めての学習発表会でしたが、たくさんのお客さんの前で堂々とした態度だったので感心しました。

2年生合唱のようす

 最後は、6年生の『「対馬丸」~うばわれたいのち~』でした。

 今から80年前の昭和19年8月。、長崎へ向かった疎開船「対馬丸」には、1800人ほどが乗り組んでいましたが、鹿児島県悪石島沖で米軍の魚雷が命中し、出港してわずか27時間後に沈没しました。生存者は約280人。1000人以上の子どもがなくなりましたが、日本軍によって箝口令(かんこうれい)が敷かれ、この事件のことは隠されていました。歴史学習でこの事実を学んだ子どもたちは、出演者、スタッフなど全員で手分けしてこの劇を創り上げました。

 《亡くなった子どもたちには、夢ややりたいことがたくさんあったことでしょう》という台詞の後の『今生きている自分たちができること』について6年生ガ考えた決意のことばが心に残りました。最後に全員で合唱した『いのちのリレー』の歌。歌詞の内容、思いのこもった歌唱・演奏で会場全体が感動に包まれました。

6年生合唱のようす

6年生合唱のようす

 夏休み明けから、猛暑の中での練習。本番に向けて様々な準備をする中で、机の上だけではできない、大切な学びができました。友だちと心を合わせて一つのものを創り上げ、たくさんのお客さんの前でしっかりと発表し、他の学年の子どもたちやお家の方からたくさんの拍手をもらって得た達成感は、これからの“やる気”につながっていくと思います。ご来校・ご声援いただきありがとうございました。

 ※6年生の上演開始時刻の変更をコドモンでお知らせしましたが、十分お伝えしきれず、ご迷惑をおかけいたしました。